BAND-MAIDは、2016年に ↓ こういう系(ラウド系)のバンドと対バンを繰り返し、強固なバンドサウンドを獲得したガールズロックバンドです。
◆BEFORE MY LIFE FAILS - "SHEEPS" Farewell Show (Official Live Video)
昨日は打ち上げまでがっつり楽しんだ🍻🎉
— BAND-MAID AKANE (@achi_bandmaid) July 13, 2016
BEFORE MY LIFE FAILS、But by Fall、虎の子ラミー、STARFISH PRIMEの皆様!
本当にありがとうございました!!
本日は仙台!!
楽しむぞーー🤘⚡️ pic.twitter.com/p2jot4XQ5R
2015年の対バン相手 ↓ とは偉い違いですよね。
BAND-MAIDと度々対バンしている名古屋のガールズバンドSplit BoB(スプリットボブ)の2015年6月10日のツイッターより
- 試合(ライブ)が組めるのも強さのうちである
- バンドは常に自らの志向する方向性や(将来の)ファンへのメッセージを発している
- 2016年5月イギリス・ロンドンで同じステージに立った BAND-MAIDと天月
- エアロスミスとマウンテンの対照的な次世代(キッズ)への受け継がれ方
- <関連音源>
- <関連エントリー>
試合(ライブ)が組めるのも強さのうちである
BAND-MAIDが、2015年のガールズ系のシーンから、2016年のラウド系等の異文化対バン武者修行を経て獲得した強固なバウンドサウンド。
そのバンドサウンドは、さらなる異文化である現地HR/HMファンを対象とするヨーロッパのライブハウスツアーで大いに通用しました。
(伝統的にHR/HMの人気の高い東欧のポーランドでもライブをしています。)
漫画「喧嘩稼業」(木多康昭先生、週間『ヤングマガジン』連載)の科白で「試合が組めるのも強さのうちだ。」というのがありますが、バンドの場合、ライブの本数は強さの指標です。
自バンド主催の本数はもちろんですが、他バンドの主催ライブに呼ばれるというのも強さの指標。お客さんが呼べる、華がある、会場を盛り上げられる等何か理由があるから呼ばれるのですから。
BAND-MAIDは2016年に日本国内と海外合わせ100本を超えるライブを行っています。
年間100本のライブというのは、ロックバンド活動にとって一つのハードルです。年間100本のライブをこなすには音楽活動中心にならざるを得ないですし、本番100本演れば、バンドアンサンブルが上手く強靭にならざるをえません。そして、ロックバンドとしてステージ内外のあらゆる変動対応力みたいなものも実践で身に着きます。
バンドがブレイクする前や駆け上がる時にライブ本数が100本を超えることはよくあります。
ブレイクする前のボブ・シーガーのライブ本数は年間300回を超えていました。
ハンブルク(出稼ぎ)時代のビートルズは、平日は4回/一日、土曜・日曜は5回ないし6回/一日のステージを行ったそうです。48日の一回の出稼ぎ期間だけでゆうに三ケタのステージをこなしていることになります。
バンドは常に自らの志向する方向性や(将来の)ファンへのメッセージを発している
どういうバンドの対バンに呼ばれるか、主催ライブでどういうバンドを対バンに呼ぶか、ワンマンライブの客入れ(オープニング)の楽曲の選曲、ジャケット、ロゴ、ポスター、マーチャンダイズ等のバンドのグラフィックデザイン、そしてバンドメンバーがどういうバンド、アーティストのライブに観客として参戦しているか・・・これらはバンドがどのような音楽性を志向し創造しようとしているかのメッセージです。
BAND-MAIDは、2014年から2017年頃、自らのハードロックサウンドを追求し開発していた当時、探求のため(?)ハードロックやV系等追求する方向の先輩のバンドのライブを観戦しています。
エクストリームみてきまひた、すごいかっこよかった!!! pic.twitter.com/8NjnEeB66S
— BAND-MAID MISA (@misa_bandmaid) June 10, 2014
ギタリストの遠乃歌波さんは、アメリカのハードロックバンド、マウンテンの元ベーシスト、フェリックス・パパラルディと組んで全米ツアーしたこともある竹田和夫さんのクリエイションのライブに「勉強したい!」と参戦しています。ドラマーの廣瀬茜さんは、アマチュア時代からファンであるディープ・パープルの来日公演に何度も足を運んでいます。
2019年5月~6月、クラシックロックやアメリカンルーツミュージックをベースとした音楽性を確立しようとしている女流ミュージシャン達の多くは、テデスキ・トラックス・バンドのライブを熱心に観戦しています。
一方、BAND-MAIDは、BanG Dream!(バンドリ!)のポピパ × サイサイ(Poppin'Party × SILENT SIREN)のメットライフドームでの対バン(OAはRoselia!)やサイサイ (SILENT SIREN)結成10周年ライブに参戦し、連動動画を発表しています。
そして、(メットライフ)ドームや、かねてからの目標の『横浜アリーナ』での公演を口にしています。
もちろん、サイサイ (SILENT SIREN)は事務所の先輩であるということもあります。
それ以上に読み取れるのは、動員をもう一段二段増やし大きな会場で公演するためには、所属事務所の”組織力”や業界のネットワークも最大限活かしていくという姿勢でしょう。
横浜アリーナのキャパシティが17,000人、BAND-MAIDの現在の首都圏での集客力が2,000人から3,000人位。
目標とする集客と現状のギャップは14,000人~15,000人。
現在、BAND-MAIDが発信している情報、ワンマンライブでの演出、対バン相手の選定、他アーティストのライブ参戦、ポスター等のグラフィックデザイン、SNSで発するメッセージ等には、このギャップ15,000人を埋めるための試行錯誤が含まれているはずです。
そして、おそらく、ギャップを埋めるのは、ホワイトスネイクやスコーピオンズやジェフ・ベックの来日公演に参戦するような男性シニア層ではない。
外から見ても、ハードロック爺ばかり追加であと15,000人集めるというのは現実的でないような気がします。
ワンオク(ONE OK ROCK)を聴いている層、あるいはいきものがかりを聴いている層かもしれません。凛として時雨のような人気邦ロックを好む層かもしれません。
2016年5月イギリス・ロンドンで同じステージに立った BAND-MAIDと天月
2016年5月、イギリス・ロンドンで開かれた英国最大規模のカルチャーイベント『MCMロンドンコミコン』のステージに天月(敬称略)とBAND-MAIDが出演しました。
3年後の2019年6月現在、天月とBAND-MAIDのSNS等での指標を比べると次のようになっています。
・Twitterフォロワー
天月:127万人超
BAND-MAID(公式):4万人超、小鳩ミク(メンバー中最多):3万1千人超
・YouTubeチャネル登録者数
天月:125万人超
BAND-MAID:25万人弱(24万9千人超)
と大きく差がついています。
また、観客動員の面では、天月は2018年8月に日本武道館(約1万人)でワンマンライブを行っています。
BAND-MAIDは、メンバーが全員女性のハードロックバンドとしては日本ではほとんど(世界でも)唯一の存在として独自の領域を切り開いてきました。ですが、ここらへんで一呼吸置いて方向性や戦略を見つめなおすタイミングを感じたとしても不思議ではありません。
それは、パンク・ハードコア、ハードロック、ヘヴィメタル、邦ロックといった『ロック』の範疇を超える俯瞰的視点を必要とするものかもしれません。知らない人にとっては、ロックのサブカテゴリ等は全く区別つきませんし、日々生活していくうえで何の関心もありません。
今まで届いていなかった層へのアプローチを試みているような気がします。
そんなことをBAND-MAIDのポピパ × サイサイ(Poppin'Party × SILENT SIREN)対バン(「NO GIRL NO CRY」)観戦や、今までにない傾向のコミック調を導入したグラフィックデザインからも感じました。
仮説を立ていろいろと試行錯誤している段階なのかもしれません。
エアロスミスとマウンテンの対照的な次世代(キッズ)への受け継がれ方
伝説的なアメリカのハードロックバンド、エアロスミスは2019年の現在、ヒット曲を出すことこそできなくても、ライブを開けば普段エド・シーランやビリー・アイリッシュ(16歳のタイの国民的アイドル『恋するフォーチュンクッキー』BNK48のモバイルも大好きだと言ってました。)を聴いている10代、20代でも「聴いてみようか」となるバンドです。
1870年代のエアロスミスと1980年代以降のエアロスミスは同じメンバーでも別物でしょう。生身の身体のバンドとしては一度死に、ヘルシーサイボーグ化して組織体としてのバンドとともに生まれ変わったイメージがあります。自分にとってのエアロスミスは、伝説のフェス『カリフォルニア・ジャム2』やアルバム『ドロー・ザ・ライン』の頃の、”幽鬼の如く”今にも斃れそうな時代ですが。
昔が良かったではなく、エアロは1980年代以降はビジネスマンとして凄い。
最も驚いたのは、2013年のエアロスミスと日本のユーチューバー/ヒューマンビートボクサーのHIKAKIN(ヒカキン)とのコラボレーションでした。シンガポールでは(イベントを主催した)YouTube側からの提案でしょうが、大阪公演でのゲストは、シンガポールでのコラボ成功を基にエアロスミス側からHIKAKIN(ヒカキン)にオファーしたものでしょう。
エアロスミスなら、「ヒカキン?、そんなやつ知らねえぞ。却下!」で済ませて何の問題もないのです。(提案した側が随分度胸あるなぁと感じました。)
エアロスミスは違いました。ビジネスマンとしてたぐいまれな感性を持っているので、「彼(ヒカキン)がキッズ(小学生)に人気なんだな。」「やってみよう。」となるわけです。
2000年代以降のエアロスミスは、1970年代、1980年代の楽曲資産を回すことだけで収入を確保できるバンドです。しかしエアロスミスは60歳を超えてもその時代のキッズ(こども)の流行に注意を払い続けています。
個人的には、1980年代以降のエアロスミスより、もはや英米の10代、20代は誰も名前を知らないんじゃないかと思う伝説のアメリカンハードロックギタリスト、レスリー・ウェスト(ex.マウンテン、マイケル・シェンカーやランディー・ローズ等が強い影響を受けています)が今演っている渋いブルースの方が好きなんですけど、これはまぁ一種の骨董趣味です。
ところが、意外な形で、マウンテンの名曲「ミシシッピ・クイーン」は2019年のキッズに受け継がれました。
日本在住の音楽YouTuberとしてHR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)の有名曲のカバーを多く発表し、世界中のハードロック爺やメタルおじさんに人気のAudrey & Kate姉妹(チャンネル名は『audrey123talks』) が、マウンテンの名曲「ミシシッピ・クイーン」のカバー動画を発表したのです。
選曲の理由はわかりませんが、ゲーム『Rocksmith』に入っているのでしょうか?
常に流行に注意を払い意識的にキッズに音楽を継承しようとするエアロスミス。
一方、レスリー・ウェストは日本のキッズが「ミシシッピ・クイーン」をカバーしていることに全く気付かないままマイペースで渋いブルースを弾いていることでしょう。
まぁ、次世代に伝わればどっちでも良いのです。
市井に生きる一般人のシニア層(ex.ハードロック爺)が、芸能界で60歳、70歳を超えても、キッズや20歳の流行に目配せし続けているポール・マッカートニーやミック・ジャガーやエアロスミスの感性に敵うわけもありません。
ですが、無意識のうちに、老いた感性で、現役の10代、20代の足を引っ張ることのないように気を付けたいものです。
エイジハラスメントではなく、40歳、50歳にもなれば、心身ともに年齢相応に老いているのが当たりまえなのです。
45歳にもなったおじさん、おばさん達が、一斉に盗んだバイクで走りだし、行く宛もなく夜の街を彷徨いだしたら、社会が崩壊してしまいます。
私は『ロック(ロックンロール)』『ポップ・ミュージック』の本質とは、ティーンエイジャーとキッズ(子ども)の音楽だと思っています。ですから、その時代のティーンエイジャーとキッズが支持する音楽が常に正しい。
高齢になっても一線で活躍し、なおかつ10代、20代の聴衆も獲得し続けるようなモンスター的な感性を保ち続けるポールやミックやエアロはたぶんそう思っているはず。もちろん、サブカテゴリやサブジャンルとしてシニア層向けにアレンジされた派生音楽があっても構いませんし、あるわけですが、基本は『10代が支持する音楽が常に正しい』でしょう。
27歳で死ぬことなく、高齢まで生きながらえたロックンローラー達には、ものすごくカッコよく歳を取っている人もいれば、無残に老けている人もいます。
どっちが良い悪いでなく、どちらも若い頃の音楽に思い入れがあれば感慨深いものです。
長年ロックを聴いてきた方は、理想的なシニアのモデルになるアーティストを探し見つけるのも良いかもしれませんね。
<関連音源>
◆Mississippi Queen - cover - COWBELL
世界中のハードロック爺に大人気のYouTuber姉妹によるマウンテン(レスリー・ウェスト)「ミシシッピ・クイーン」カバー。木魚チックな『ポクポク♪♪』したカウベルが最高!。下のアメリカのクラシック・ロック/ハードロックバンド(グレタ・ヴァン・フリート以降こういうタイプのバンドも関心を集めるようになりました)Joyous Wolf(ジョイアス・ウルフ)の「ミシシッピ・クイーン」には木魚が足りない!
たぶんレスリー・ウェスト本人は全く知らないところでキッズに届いている例。ブルー・オイスター・カルト、トゥイステッド・シスター、アイアン・メイデン、デフ・レパード、スレイヤー、パンテラとかもあります。ラム・ジャム(アメリカのファンキーなハードロックバンド)の選曲は渋すぎるでしょう。
海外のハードロック爺向けに、ロバート・プラントも『いいね』したドラマーのよよかさんとオンラインでOKなのでセッションを企画していただければ、日本発ハードロックキッズ最強企画になりそうですね
◆AKIRA-KURØ - WE ARE Ø [LIVE IN iDOLEXPO#2 - Let's Continued 2019]
タイの新世代女性アイドルグループの中でもラウド系アイドル色を全面に出しているのがAKIRA-KURØ。アイドルフェスでヲタがサークルモッシュをしています。これはどうもタイのハードコア等のロックシーン経由ではなく、日本のBABYMETALやPassCodeやBiSH等のラウド系アイドルのライブでのファンのスタイルからの影響のような気がします。
◆Joyous Wolf - Mississippi Queen [OFFICIAL VIDEO]
この曲のキモはやはりカウベル。ボーカルはちょっと若いころのミートローフ風?やろうとしている方向は判ります。オリジナル曲はもうちょいタメを効かせた方がよいかも。レッド・ツェッぺリンクローンタイプの曲もありました。エアロスミスも初期はレッド・ツェッペリンクローンタイプの曲を演ってます。
『Route 20 』でのライブ動画でも、身体能力高!前方回転から大開脚のパフォーマンスをキメてます(体操経験者?)。ギターも結構上手いと思います。
ああそうだ!ボーカルが与える強烈なインパクトは、ジョー・コッカーのコスプレかも?もちろん意図的な演出でしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=A5pDm0cdna8
◆Leslie West on Don Kirshner's Rock Concert (1975)「ミシシッピ・クイーン」
なんか凄いドラマーだと思ったら、カーマイン・アピスだった!2ndギターはミック・ジョーンズ(→フォリナー)
https://www.youtube.com/watch?v=_nzKgRDmlpo
◆「LENSOD 」คุกกี้เสียงทาย Koisuru Fortune Cookie - Nobuna Live@ Overtone RCA
タイ・バンコクのポストハードコアバンドNobunaの「恋するフォーチュンクッキー」。2017年、まさにブレイク直後のBNK48も出演していた(Nobunaとのステージ上での共演はなし)屋外フェス『Cat.Expo』では、Nobunaの「恋チュン」でファンがサークルモッシュ、ダイブしています。ドラマーさんドルヲタで「いつかきっとPassCodeのライブに行くぞ!」と言っていたけどその後いかがでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=UyHiYaJYHkI
◆ロバート・プラント リアクト トゥ ヨヨカ
「移民の歌」「コミュニケーション・ブレイクダウン」等レッド・ツェッペリン曲ドラムカバーのグルーヴにはたまげました。
https://www.youtube.com/watch?v=-XYr6H2mGxk
◆Hikakin × Aerosmith × Nonstop - Walk This Way
考えてみれば『過去のバンド』だったエアロスミスの人気を復活させたRUN DMCとのコラボだって結果成功したからよいものの、やる前は「HipHopの連中にバカにされる、パロディのネタにされるだけ。」とリスクを取って受けない選択肢もあったわけで、やはりエアロスミスの勝負勘やビジネスの姿勢は凄いです。
https://www.youtube.com/watch?v=2GmcMqHCuS4
◆RUN DMC - Walk This Way (Video) ft. Aerosmith
https://www.youtube.com/watch?v=4B_UYYPb-Gk
◆スターライトキセキ / 天月-あまつき- 【アニメーションMV】
2016年5月にロンドンMCMコミコンにBAND-MAIDとともに出演した天月。2019年2月には近田春夫さん(クリエイションのサポートも多い)が週間文春のコラム「近田春夫の考えるヒット」で絶賛していました。
https://www.youtube.com/watch?v=Jk0dsAL6Cc4
◆Leslie West - People Get Ready (Soundcheck)
このアルバムは名曲カバー中心でロック系イージーリスニングとしてはトップクオリティ。ドトールのBGM当たりでさりげなくアルバムから一曲混ぜてかけてくれたらマジリスペクトしたいです!
https://www.youtube.com/watch?v=e7DDyaeM6B0
◆Bob Seger - I Knew You When (Official Lyric Video)
BAND-MAIDのリアクト動画を投稿していたイギリスのクラシックロックの先生のチャンネル『Wings of Pegasus』もボブ・シーガーのリアクトを投稿していましたね。
https://www.youtube.com/watch?v=_fAYZvrIHkg
◆Bleeding Heart by Ken Hensley
ブリティッシュ・ハードロックで非常に好きなミュージシャン。願わくばこの人の音楽はエルトン・ジョンやビリー・ジョエルやエリック・クラプトンのようにポップスとして幅広い層に聴かれて欲しい。HR/HMの枠を超えて。それはかなり難しいことだろうけど。
https://www.youtube.com/watch?v=MNRJXDsb2Yc
◆Dirty Honey - When I'm Gone [Official Video]
LAでデビューしたばかりの新人バンドですが、BAND-MAIDがアメリカをガチで攻めると、観客はこういうタイプのバンドとかぶるかもしれません。エアロスミス + AC/DC + Guns N' Roses 割る3でマイケル・モンロー意識してます?
02:00~のあたりのハイトーンシャウト+カウベルポクポク♪♪のアレンジで、このバンドがハードロックとは『カウベルポクポク♪♪』であるという本質を解明し実践していることがわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=I8ygfX0BavM
デビューEP4曲にリンク有。個人的にはクラシックロック/R&Bのコピーの隙間からオリジナリティも感じてしまうグレタ・ヴァン・フリートより、B級ロックンロール感全開のダーティー・ハニーの方が好み。アメリカのインディーズロック界の潮目の変わり方によっては、こっち系のクラシックロック/ロックンロールを踏まえたバンドがたくさん出てくる可能性もあるわけで、日本のBAND-MAIDがコミック・アニメ・ゲームetcのジャパンカルチャーに意識して再接近し個性を表現しようとしているのは正しいと思います。
◆The Blue Scream - Party Naughty Naughty (Live '88 11.2 @WildSideTokyo)
LAメタル、スリージーロックといえば、The Blue Screamのメンバーさんに「コスプレですよね?」と聞いたら、「オレ達は普段からこの格好です。ここは1989年のLAだっ!」と怒られました。モトリー・クルー「Wild Side」カバーで国内外のHR/HMなシニアに人気のガールズバンドOlivia Sugarもワンマンを観戦したLAメタルバンド(ただし東京)The Blue Scream。
https://www.youtube.com/watch?v=4pnDlAq9az4
<関連エントリー>