エリック.クラプトン、マイケル・ジャクソン、ビー・ジーズ、リチャード・マークス、ブルーノ・マーズ・・・。
たくさんの古今の洋楽ヒット曲のテイストを感じることができると評判(?)の映画『ドラえもん』主題歌、平井大さんの「THE GIFT」。
一粒で二度美味しいどころか、一曲で5曲、6曲美味しい楽曲になっていれば、コスパが良いといえるかもしれません。
平井 大 / THE GIFT (Music Video) - YouTube
そういうわけで、ブルーノ・マーズの名曲(ex.「Versace On The Floor」)には、アーバンソウル、ブラック・コンテポラリーへのオマージュも入っているだろうと思っていますががいかがおすごしでしょうか。
以前のエントリーでは、AORのボビー・コールドウェルを軸に書きました。
パクリ、いやパクリじゃない(オマージュ)という議論(?)にはタッチしません。この機会に名前があがった洋楽ヒット曲をじっくりと聴く機会を持たれてはいかがでしょうか。
なお、平井大さんの「THE GIFT」と、楽曲に影響を与えたであろう洋楽との関係については、芸能界の表裏を知り尽くし、筒美京平先生の作曲についても詳しい近田春夫さんがエッセイでコメントされています。
AORと密接に関連し、お互いに影響しながら発展したのがブラック・コンテンポラリー(ブラコン)です。
現代のポップスマエストロ、ブルーノ・マーズらも思いっきり引用しているブラコン(ブラックコンテンポラリー)および隣接カテゴリのAORから数曲ご紹介します。
冒頭のバブリーな小芝居も全体的な演出もよいではないですか。ちなみに、ブラコン(ブラック・コンテンポラリー)には『指パッチン』多いです。
Babyface - Whip Appeal (Official Video) - YouTube
◆Freddie Jackson「You Are My Lady」
このノリ、この曲調がブラコン(ブラック・コンテンポラリー)です。
Freddie Jackson - You Are My Lady - YouTube
◆Steve Perry 「Foolish Heart」
産業ロック、スタジアムロック、アメリカン・プログレッシヴ・ハード・ロック(アメプロハード)系のAOR代表格がジャーニーとフォリナー、スティクス、ボストン等。
ボストンは日本の感覚だと『ハードロック』だと思っていましたが、北欧のリストでは『AOR』だそうで、まぁそう言われるとそうかなという気がしました。
スティーヴ・ペリーはジャーニーがアメリカンロック/ポップスの天下を取っていた時代のリードボーカリスト。白人ですが、黒人リズム&ブルース歌手、サム・クックの影響を受けたソウルフルな歌声を聴かせます。
平井大さんがプレイリストで上げているアンブロージアはもともとイエス等イギリスのプログレッシヴロックに影響を受けたプログレッシヴロックバンドでしたが、AORに路線転換して大ヒットを飛ばしました。
Steve Perry - Foolish Heart - YouTube
◆Styx 「Babe」
アメリカン・プログレッシヴ・ハードロックバンドのスティクス。日本のプログレッシヴ・ハードロック/AORの第一人者、オフコースと楽器編成が同じなので、オフコースはスティクスに影響受けてる説もありました。
どんどん、ハードロックバンドのAOR曲行きます。
フォリナー。当時のリードボーカル、ルー・グラムは、白人ロック/リズム&ブルース歌手ポール・ロジャース(フリー、バッドカンパニー、クイーン&ポール・ロジャース)のフォロワー。ポール・ロジャースタイプのロック歌手としては最も成功しました。
◆Foreigner「Waiting For A Girl Like You」
Waiting For A Girl Like You - YouTube
うーん。アーバンで良いですねぇ。
それではまた。