理解するためにプロレスの文化・文脈がマストとされる現代の代表的な人物といえば、もちろん、ドナルド・トランプアメリカ合衆国第45代大統領です。
ドナルド・トランプ氏は実業家だった時代、プロレス興業とTVのバラエティショーへの出演により、庶民の心理を掴むためのストーリー作りと演出を実践的に身に付けました。
当時の人脈(やはり、テレビのバラエティに出ていた)の米ヘヴィメタル(グラムメタル)バンド、トゥイステッド・シスターのボーカル、ディー・スナイダーが、反トランプが多い芸能界で数少ないトランプ大統領のマブダチ、盟友であったこともロックファンには有名です。
(現在は、トランプ大統領の移民政策に、ロシア系移民をルーツとするディー・スナイダーが反発し、袂を分かち、そのままだとする説もあります。)
◆WWEのリングサイドで、 当時実業家だったドナルド・トランプ氏の1m90㎝の体躯が大技ラリアットでWWEオーナーのビンス・マクマホン氏を粉砕!
BABYMETALのプロデューサーであるKOBAMETALのプロデュース、シナリオ(戦略)の描き方、演出に、プロレス由来のものがあることについては、繰り返し言及されてきました。
実際のBABYMETALとプロレスの関わりでも、2016年には、BABYMETALの「KARATE」が、WWEのイベント『NXT Takeover』のテーマソングに起用された実績があります。
https://okmusic.jp/news/124353
◆ロックとプロレス(WWE)の結びつきは強い。
『ヘドバン Vol.24』のインタビュー中で、KOBAMETALは、BABYMETALの戦略やマーケティングを説明するために、プロレスの具体的なエピソードや固有名詞を例示しています。
なんと、1980年代の新日本プロレスのリング上で人気を博した覆面レスラー、ストロング・マシーン軍団を率いた悪役マネージャー、ミスター・若松に自身を例えるサービスぶり。
なるほど、アベンジャーズって、ストロング・マシーン1号、2号、3号にあてはめると、妙に納得できる気がしませんか?
<参考ドキュメント>
<関連エントリー>
◆BABYMETALのプロデューサー、KOBAMETALインタビュー『ヘドバン Vol.24』89頁の「『お前、平田だろう!?』みたいなことです。」は、藤波辰爾選手が、新日本プロレスのリング上で、ストロング・マシーン(1号)に対して放ったセリフ。
現代の新日本プロレスは、BanG! Dream!(バンドリ!)等の上場企業ブシロードの傘下企業です。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-19/PVHIQ26JTSE901