日本の女性5人組のロックバンドBAND-MAIDが、初のホールワンマンお給仕を含む東名阪ツアー「BAND-MAID WORLD DOMINATION TOUR 2019 【激動】」の開催を発表しました。
http://www.crownrecord.co.jp/artist/band-maid/event-live.html
東京での公演会場は、2019年7月30日(火)東京・昭和女子大学人見記念講堂。
人見記念講堂というホール、2010年10月23日に、ロック界を代表するボーカリスト、ポール・ロジャース率いるバッド・カンパニーが公演を行っています。
ポール・ロジャースは、2005年10月26日から『クイーン+ポール・ロジャース』のボーカルとして、さいたま、横浜、名古屋、福岡の各ドーム公演で約10万人を動員。コンサートの模様は映像作品化されています(『スーパー・ライヴ・イン・ジャパン』)。翌2006年にもソロで、『ウドー・ミュージック・フェスティバル』に出演のため来日しています。
しかし、バッド・カンパニーとしては、1975年以来、実に35年ぶりの来日公演でした。
バッド・カンパニーは、イギリスの伝説的ロックバンド、フリーのメンバーだったポール・ロジャースとサイモン・カーク(Dr.)が、2人のメンバーを加え、アメリカ進出を睨んで結成されたバンドです。
フリーの後期(第二期)のベーシストは、日本人の山内テツさんでした。山内テツさんは、第一期フリーの解散後、フリーのギタリスト、ポール・コゾフとドラマーのサイモン・カークと一緒に、コゾフ・カーク・テツ&ラビットを結成します。そして、その流れでフリー(第二期)の再結成に参加し、フリー解散後は、ロッド・スチュワート&ザ・フェイセズのベーシストとして活躍しました。
山内テツさんは、2010年10月の”35年ぶり”のバッド・カンパニー来日公演で、38年ぶりにフリー時代の同僚のサイモン・カークと再会されたとのこと。
人見記念講堂の楽屋を訪れたとのことで、当然ポール・ロジャースも一緒だったことでしょう。
【サイモン・カークと山内テツ】
http://www.journey2past.site/2010/10/blog-post.html
BAND-MAIDのギタリストの遠乃歌波さんと、ドラマーの廣瀬茜さんは、バンドの音を作り上げていくために、アメリカのハードロックバンド、MR.BIG(ミスター・ビッグ)を聴きこんで勉強されています。
【引用】>今後はRichie Kotzen(MR.BIGほか)、Steve Vaiとか勉強した方がいいのかなって。(遠乃歌波さん、2015年11月)
MR.BIGのLIVE DVDを観る👀
— BAND-MAID AKANE (@achi_bandmaid) July 7, 2017
CDやDVDの封を開ける瞬間のワクワク感がとても好き。楽しみ。 https://t.co/2VFFBsxMmQ
MR.BIG(ミスター・ビッグ)というバンド、バンド名を、フリーの「Mr.Big(ミスター・ビッグ)」(アルバム『ファイアー・アンド・ウォーター』収録)という楽曲からとっています。
そういうわけで、ロックステディ(「ROCK STEADY」)♪なフリーなんですが、聴くたびに、ポール・コゾフのギター(レスポールを弾いたらロック史上ナンバー1とも)も、アンディ・フレイザーのどろんどろんしたベースもすげえなと感じますね。
隠しアクセントみたいになっている黒人女性風コーラスも効いてる。
数年前、Twitterで、フリーみたいなバンドがあるので聴いてみてくれとお薦めされたバンドがありました。
Webサイトで番組をやっているというので、さっそく視聴したら、なんと若い女性があでやかな浴衣姿で談笑したり音楽を演奏したりという内容を配信をしてました。
このセンスというかギャップというのは、海外で長いことクラシックロック聴いてきたおじさん、おじいさん達を戸惑わせるようです。
「日本では、何でこんな若い女性たちがこんなクラシックなロックをやっているんだ」と。
◆Paul Rodgers「I Thank You」
ポール・ロジャース節。ちなみにレア音源として有名な「夜明けの刑事」(日本語のTVドラマ曲、歌:ポール・ロジャース)を実際に聴いたことのある人は少ないです。
https://www.youtube.com/watch?v=fxG1pGKTDNY
◆Gary Clark Jr. 「Bright Lights」
ゲイリー・クラークJr.ってフリー(ポール・ロジャース)っぽくていいですね。エリック・クラプトンの弟子筋らしいこともあり、白人ブルースロック、クラシックロックの影響を受けている感じもします。
https://www.youtube.com/watch?v=x_ZeDn-hHGE
◆Drop's「こわして」Studio Session
なるほどたしかにこの音楽はフリーです。レスポールのリードギターに対する海外の反応が強い。しかし、日本の若い女性のバンドはなぜ1969年前後位のホワイトブルースのような音楽を演奏しているのか外国の人は不思議でしょうがないのでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=SSezc2jhPcI
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