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スティーブン・バノンの語る仮想通貨は21世紀の銀本位制?「れいわ」山本太郎と(左派)ポピュリズム(2)

 

 

2018年7月下旬、山本太郎さんのれいわ新選組と立花孝志さんのN国(NHKから国民を守る党)の参議院進出にともない、日本のメディアに、"(左派)ポピュリズム"、"ポピュリスト"という用語を、「お前の母ちゃんデベソ!」の意味の"罵倒語"、"否定語"として用いる記事が目立ちました。

 

一方、アメリカにおいて、ポピュリズム、ポピュリストの用語は、20世紀以降の民主党共和党の2大政党の主要政策に吸収された現代政治・経済の重要政策の基本を産んだ思想・運動としてリスペクトされていることを、アメリカ大使館の広報ドキュメント(アメリカの歴史)を読むことで知りました。

 

アメリカの人民党(ポピュリスト党)の前身は農民同盟で、そのまた前身がグレンジ(「Patrons of Husbandry-農業の支援者」)です。

 

農業における全般的な諸問題に取り組むための最初の組織的な活動は、「Patrons of Husbandry(農業の支援者)」という農民団体によるものであった。この活動は、「グレンジ運動」として知られている。グレンジは、1867年に米国農務省の職員によって設立され、当初は、ほとんどの農家が直面していた孤立的な状況に対応するための社会活動に重点を置いていた。グレンジは、女性の参加を積極的に奨励した。1873年の恐慌をきっかけにグレンジは拡大し、間もなく2万の支部と150万人の会員を持つに至った。

americancenterjapan.com

 

ポピュリズム運動が女性の普通選挙権獲得の運動につながったことから、アメリカのポピュリズム・ポピュリストが日本における自由民権運動に通じるものがあるのかどうかについては判断・意見を保留します。

 

初期のドナルド・トランプ政権で、トランプ大統領の側近として首席戦略官兼上級顧問を務めたスティーブン・バノン氏といえば、アメリカのオルタナ右翼の代表的な論客であることから、日本ではアメリカのネトウヨの親玉的イメージを持たれています。

 

スティーブン・バノン氏の言動から、バノン氏は、アメリカの19世紀末のポピュリズム運動、ポピュリストにシンパシーを感じ、自身とその運動を現代(21世紀前半)のポピュリスト・ポピュリズムと置付けているであろうと推測していました。

 

19世紀末のアメリカのポピュリズム運動とそれを推進したポピュリスト達は、「金本位制により庶民・人民を縛る(金融)エリート層」に対抗するために、銀本位制、金銀複本位制を経済・財政の基盤として推進しようとしました。

 

このことを受け、21世紀前半のスティーブン・バノン氏は、仮想通貨を21世紀前半から半ばにかけてのポピュリズム運動の経済・財政的基盤としょうとしているのではないかと推測していました。


スティーブン・バノン氏本人がインタビューに応えています。

 

バノン氏の主張は、

 

ブロックチェーン・仮想通貨は、お金によって人民を支配するエリートに対抗し、人民がお金を取り戻すための手段として重要である。


①「SNSで推進される中道右派、ポピュリスト/ナショナリスト

②「仮想通貨とブロックチェーン

③「デジタル主権(自分のデータは自分が管理するという権利)」

 

という3つの流れが合流しつつあるというものです。

 

スティーブン・バノン氏は、仮想通貨には大きな未来が待っていると主張。「世界中で起きているポピュリストの反乱」にとって大事な役割を果たすだろうと述べた。

バノン氏は以前、「SNSで推進される中道右派、ポピュリスト/ナショナリスト」、「仮想通貨とブロックチェーン」、「デジタル主権(自分のデータは自分が管理するという権利)」という3つの流れが合流しつつあると話していた。

jp.cointelegraph.com

 

スティーブン・バノン氏が考えているビットコイン自体は、世界中で進行中の「グローバルなポピュリストの反乱」において「非常に重要な」役割を果たすと考えています。 ポピュリズムは、人々と政府または支配的な「エリート」が互いに対立しているという考えに焦点を当てた政治的指向です。 この考えは暗号のまさに核心であり、ビットコインはお金を人々の手に戻すように設計されており、現在の「エリート」はそれによって人々を支配している。

アメリカ合衆国は、19th世紀に民主主義とともにポピュリズムに関するテーマを最初に普及させました。 今日まで、ポピュリズムアメリカの政治に深く浸透しており、一部の人々は現在の政権ほどこれまでにないことを主張しています。

ビットコインは、不換通貨の代替品としても設計されており、潜在能力を最大限に発揮すると、苦戦する経済において強力なヘッジとなる属性を持つようにハードコーディングされました。

バノン氏は暗号とビットコインの信者であり、最近、政治活動に報いる暗号通貨プロジェクトに取り組んでおり、バノン氏がビットコインが重要な役割を果たすと考えるグローバルなポピュリスト運動に立ち向かう元ホワイトハウスのチーフストラテジストのニュースが壊れました。

ja.coinnewstelegraph.com

 

スティーブン・バノン:「グローバルなポピュリスト反乱」によってブーストされた暗号空間。 元ホワイトハウスのチーフストラテジスト、スティーブン・バノンによると、現在の地政学的気候のために、暗号通貨は大きな未来を持っています。
CNBCのSquawk Boxとのインタビューで、彼は言った:「私は、彼らが特にこのグローバルなポピュリスト反乱で、今後非常に重要な役割を果たすことができると思う」。
 「中央銀行と実際に銀行コミュニティは、暗号に入り、規制したいと考えています。 彼らはまだフィアット通貨に固執したい」と彼は付け加えた。
Facebookの天秤座プロジェクトについて尋ねられたとき、バノンはコメントした:「Facebookは、主に中国の決済システム、アリババ、テンセントのいくつかに対してあった... 人々が今見て開始しなければならないことは、中国と第三世界の国とサハラ以南のアフリカ、南アジア、潜在的ラテンアメリカは、 試してみて、それらにグローバルな支配を与え、ドルの準備通貨を降りるだろうということで、これらの決済システムを入れ始める。」

coinrivet.com

 

 

ピンクフロイドPink Floyd) -マネー(Money)(Official Music Video)

一般的な認知では、ロジャー・ウォーターズ氏(ピンクフロイド)=左翼、スティーブン・バノン氏=右翼のイメージではないでしょうか。

実は、”右”と”左”とは、小学校の先生がクラスを赤組と白組の2チームに分けて試合させるみたいなもので、いつでも入れ替われたりするものだったりします。
https://www.youtube.com/watch?v=-0kcet4aPpQ

 

浜田省吾 『Money (WE ARE STILL ON THE ROAD.)』
https://www.youtube.com/watch?v=oN4f_IsGsd8

 

◆Cardi B - Money (Official Audio)
https://www.youtube.com/watch?v=Zj2cK8wymIA

 

 

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