『置かれた場所で咲きなさい』は、渡辺和子シスターのベストセラーのタイトルです。
この言葉を”座右の銘”にされている方は少なくないかと思います。
2019年の現在、K-POPの世界では、TWICEのミモサ(ミナ、サナ、モモ)やIZ*ONEの宮脇咲良さん、矢吹奈子さん、本田仁美さん、そして公園少女のミヤさん、ソロシンガーのYUKIKA(寺本來可さん)等、たくさんの日本人が活躍しています。
そして、世界トップクラスの人気を誇る女性ダンス&ボーカルグループBLACKPINK(ブラックピンク、ブルピン)のLISA(リサ)をはじめ、CLCのソン、(G)I-DLEのミンニ等タイ出身の多くの人気メンバーもまたK-POP界で活躍しています。
芸能界を目指すタイの若者にとって、韓国へ渡り、K-POPの人気スターとなることが強い憧れであることは想像に難くありません。
タイのアイドルグループ、BNK48第一期生には、タイで人気の高いK-POPに憧れ、ダンスを習い、カバーダンスチーム等で活躍してきた経歴を持つメンバーが多く存在します。
時々、BNK48チームBⅢキャプテンのパン(Pun)をはじめ、K-POPのカバーダンスチーム出身のメンバーに対して、(J-POPより) K-POPに関心がありそうなのに、なぜ日系アイドルグループに入ったのか? といぶかしがる人がいます。
TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)への参加等で最近は日本でも注目されていますが、BNK48は、『タイ人によるタイ人のためのアイドル』です。そしてタイの次に最も狙っている市場は中国です。
日本での仕事は、CD売上げやスポンサー収入等の売上・収益を期待しているようには見えません。
主に本国タイへの『日系アイドルの本場、日本でも活動!』という宣伝効果・フィードバックを狙ったものでしょう。
したがって、BNK48は、タイ人や中国人に受けることが正しく、日本人が持つ”日系アイドルはこうあるべきだ”という固定観念”にはこだわらず、アレンジする部分は柔軟にアレンジされていくでしょう。
私は、BNK48の成功要因の一つには、K-POPに憧れカバーダンスで活躍してきたメンバーを集めたことがあると解釈しています。
日経新聞(日本経済新聞)には、『私の履歴書』という成功者の『自伝』が長年連載されています。
成功者が百人いれば百人の人生があります。
どちらかといえば順風満帆というより、紆余曲折を経て成功された方が多い印象を受けます。
『私の履歴書』を読むと、目指していた方向や第一志望の会社ではなく、たまたまの運や縁を得て入った会社で、能力を発揮し、エースとなり、トップ(経営者)まで登りつめた等という成功者のエピソードは世の中にたくさんあることがわかります。
それは、まさに『置かれた場所で咲いた』ということなのでしょう。
パン(Pun)をはじめ、K-POPに造詣が深いスキルフルなメンバー達にとって、日系アイドルグループのBNK48は、縁あって『置かれた場所』であり、花開くところだったのではないでしょうか。
2018年9月にBNK48第を卒業したメイサ(Maysa)は、持ち前のアイドル性の高さから、BNK48一期生の準備期間から初期にかけて運営から少なからず期待され固定ファンも付いていたメンバーです。
一言で言って、メイサ(Maysa)は、BNK48の水に合わなかったのでしょう。
柔軟性も必要です。置かれた場所で咲けなくとも、別な人生を探せばよいのです。
日本の社会人でしたら、メンタルにダメージを受けてしまっては再起するのに苦労します。
時には、「縁がなかった」と自ら判断し、再起のためのリソースを温存することが必要な時もあります。
メイサ(Maysa)のソロデビュー曲のMVを視聴しました。
なかなか楽しい作品に仕上がっていると思います。
置かれた場所で咲けなくても (;_;) ・・・次の場所で咲けばいい!
◆MAYSA - ‘พยายามไม่พอ??’ feat. Tomo (Official MV)
https://www.youtube.com/watch?v=cHuXeJ31tzY
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