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ペンギン・カフェ・オーケストラ論、BAND-MAIDはプログレかポストロック/マスロックか?

 

 

将棋に関するTwitterで有名な七千夜叉さんとBAND-MAIDプログレかポストロック/マスロックかというテーマで議論させていただきました。以下にその内容を引用します。

 

以下七(七千夜叉さん)、p(pop music fan)。

 

(七)サイモン・ジェフス(注ペンギン・カフェ・オーケストラ創設者)がひとつのジャンルを作って、彼が死んでひとつのジャンルが消えた。こういうひとは滅多にいない。
Air A Danser (2008 Digital Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=AlyFY0imh6M

 

(p)息子さん(注アーサー・ジェフス、ペンギン・カフェ主催)が暖簾を継いで、来日し、FMラジオでもパフォとかしていましたが、先代の味とは微妙に違いますね。

 

(七)ジョン・レノン(注シンガーソングライターのジュリアン・レノンのことでしょう。弟の方も音楽活動していますが)の息子に始まって、親父にそっくりでもスケールダウンするのは常なることなので仕方ない。でもまあ、やっていて貰ったほうがいいかな。

 

(p)現代音楽的な威圧感のない肩の力の抜けたイージーリスニングアンビエントはペンギンカフェオーケストラが切り開いた感じです。それでいて深みのある良い曲でした。

 ◆The Sound Of Someone You Love Who's Going Away And It Doesn't Matter (2008 Digital Remaster)
https://www.youtube.com/watch?v=f-BrkEo8knM

 

(七)昔は仕事中にずっとフラメンコを掛けていて、それに疲れるとPCO(注ペンギン・カフェ・オーケストラの略称)に大変お世話になった。軟弱なBGMだとかったるくてイライラしくくるので、PCOのような本物の音楽じゃないと静かなだけじゃかえって休まらない。

 

(p)アヌラギも好きでした。ペンギンのグラフィックはPCOリスペクトでしょうか?
https://www.amazon.co.jp/dp/B00005F2OZ

 

(七)どうなんだろう、ペンギンの意匠というのはカワイイ系を含めて何度もプチ流行しているし。アヌラギの音楽は僕からすると美し過ぎて駄目だな。もうちょっと崩れたところがないと。PCOなんてみんなが全然合ってないところとかがあって、ああいう自然さが良かったなあ。

 

(p)>PCOなんてみんなが全然合ってない
PCOのプロデューサーのブライアン・イーノは『ポーツマスシンフォニア』で、全く訓練されていない素人にオーケストラを演奏させるという実験をしていましたね。

 

(七)あれは流石にちゃんと聴くと辛いですよ。まあなんでもエキセントリックなことをやってみる時代があった。プログレッシグロックの頃に。

 

(p)BAND-MAIDプログレっぽさは、70sプログレ経由というよりポストロック、マスロック経由ではないかと推測しています。茜さんはじめ、みなさん凛として時雨あたりを好きなようですし。

 ◆YesSongs #5: YES - Close To The Edge
https://www.youtube.com/watch?v=BcDU-vilgic

 

(七)マスロックあたりの定義がさっぱり分からないのでなんとも。僕はMonoralが好きだけどサウンド的に似ていて、ああ、20年くらい前から日本はこういう音作りだったんだなと思う。

 

(p)私もポストロック/マスロックの定義は「よく判らない音楽のジャンル」としかわからないのですがバンメの「awkward」(JBI)はマスロック/ポストロックの影響受けたのが80年代初頭の英→米商業プログレチックになったサウンドのように聞こえました。

 

(七)僕はどうも歌波のアルペジオトレモロを執拗に繰り返すプレイスタイルの部分が好きじゃなくて、なんのためにサイドギターがいるんだよ!と思うが、あの辺りもミニマムを継承するポストロックの影響なのかも知れない。とはいえ、この辺の音楽はどう分類するべきなのかさっぱりです。

 

(p)ポストロック/マスロックについては系統樹はさっぱりわからないのですが、アウトプットされた音楽のスタイルとしては1960年代末~1980年代のプログレに共通している位にしか把握できていません。

 

(七)プログレというのは出来上がった作品だけの問題じゃなくて、ありとあらゆることを実験し、試行錯誤していたその過程だと思うんだよ。そういう意味で、その精神(僕は好きじゃないが)が継承されないで音だけであの流れだねみたいに言うのは嫌ですね。全然革新的なものはでて来ていないように思う。

 

(p)バンメのプログレッシブソウル「Wonderland」には、世界の妖怪子泣き爺大合唱に一旦は引っ込めたのように見えた意欲作「start over」の材料・要素・試みを、気付かれないように巧妙に再び持ち出してきているように聞こえるのですが。不屈のチャレンジ魂ならプログレかもしれません。

 

(七)あのひとたちはなにか考えているのでしょうか?w

 

元ツイート

 https://twitter.com/volantverba

 

BAND-MAID / Wonderland (Feb. 14th, 2020)
https://www.youtube.com/watch?v=x4hxLeHbqZo

 

BAND-MAID / start over
https://www.youtube.com/watch?v=iL5sRrSECQ0

  

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