【エイリアン】H・R・ギーガーがメタルなら海外大人気の石田徹也はグランジ？【クラフトワーク】

2008年の年末、東京・練馬区立美術館で開催された石田徹也展「僕たちの自画像」を観ました。

2010年代に入って、海外で石田徹也画伯の作品に対する共感が広まり、評価が高まっています。

2018年には、中国本土で『石田徹也ノート』簡体中国語版が出版されました。

2019年4月11日から9月6日まで、スペインの首都マドリードにある国立ソフィア王妃芸術センター主催で、大規模な石田徹也さんの企画展が開かれています。

朝日新聞（8月20日）の報道によれば、4月から7月までの入場者数は約31万3千人に登り、石田徹也展の規模とスペインでの関心の大きさがわかります。

画家のH・R・ギーガー（ハンス・リューディ・ギーガー）は、人間と機械（マシーン）の融合をデザイン化したバイオメカノイドという作風で、ヘヴィメタル、ロック等のグラフィックデザインに大きな影響を与えた画家です。一般的には、SF映画『エイリアン』のクリーチャーデザインを手掛けたことで有名です。

H・R・ギーガーは、ロックのアートデザインでは、プログレッシブロックを代表するバンド、ELP（エマーソン・レイク＆パーマー）『恐怖の頭脳改革』のジャケットの原画やメタルバンド「KoRn」のボーカル、ジョナサン・デイヴィスのマイクスタンド（エイリアン風のアレ）等の著名な作品を手掛けています。

メタル関係のアートディレクションを手掛けるグラフィックデザイナーの作風の多くには、H・R・ギーガーの影響を感じます。

BABYMETALやBAND-MAIDのTシャツ等のグラフィックデザインを手掛けるロック/メタルで人気の日本のグラフィックデザイナー、"KAgaMI"(現在のアーティスト名は鏡海イサナ/ ISANA KAGAMI）さんの画風にも、H・R・ギーガーの影響を感じることはできます。

【INFO】
大好評のKAgaMIデザイン“Brand New MAID”Tシャツは、7/12の水戸公演より欠けておりましたサイズも再入荷となっております！ pic.twitter.com/0fHwy8ciKL
— BAND-MAID #bandmaid (@bandmaid) July 6, 2016