京都で近所の苦情や警察の注意を聞き入れず、大音量で部屋の窓を開け放したままハードロックをかけ続けた大迷惑な『ハードロックおじさん』が話題になりました。
これは絶対やってはいけません。昼間とはいえ、世の中には様々なサイクルで生活をしている人がいます。夜勤明けで寝ようとしたら大音量で音楽をかけられたらたまったものではありません。健康や仕事の安全に直結する重大な被害を被ってしまいます。
ハードロックであろうとモダンジャズであろうとクラシックであろうと音楽を楽しむことはもちろん自由です。しかし、大人が趣味として住宅密集地の自宅で本格的にオーディオや楽器に取り組むためには、防音設備工事はマストでしょう。
先日、数年前オープンした住宅街の真空管アンプ等のオーディオが特徴の珈琲店に行きましたが、賃貸店舗にばっちり工事を施し、音漏れは完全にシャットアウトされていました。
京都のハードロック騒音おじさんがかけていた(弾いていた)曲は、レインボー、MSG(マイケル・シェンカー・グループ)、ジャーニー等だと報道映像から聞こえる音源を基に解析された方がいます。
- 「IRONBUNNY」の楽曲「23 -twenty three-」はレインボー「No Release」インスパイア系?
- 「IRONBUNNY」の見た目は「DESURABBITS」× 「TOSSAGIRLS」?
- 「IRONBUNNY」のメンバーは?元BABYMETALのメンバーもいるの?
- 覆面(着ぐるみ)ギミックはバケットヘッド(ex.ガンズ・アンド・ローゼズ)あたりから?
- 「IRONBUNNY」のサイボーグ・ギタリストEdieeの正体(中の人)は誰?
- 関連MV - "歌謡ロック"はギュインギュイン鳴るギター!
「IRONBUNNY」の楽曲「23 -twenty three-」はレインボー「No Release」インスパイア系?
ハードロック騒音おじさんはもちろん、後述のウォーレン・デ・マルティーニ(ex.RATT)、ダグ・アルドリッチ(ex.Lion、DIO、WHITESNAKE)、ジョージ・リンチ(ex.DOKKEN)らHR/HMな一世を風靡したベテランギタリスト達が大好きであろう、長老リッチー・ブラックモア率いるレインボー(RAINBOW)。
話がずれますが、BAND-MAIDのブログ記事で度々参照しているのが、1980年代のヘアメタル(LAメタル)代表格、RATTの「Round And Round 」のMV。
https://www.youtube.com/watch?v=0u8teXR8VE4
「Round And Round 」のMVの02:25~、天井を突き破ってディナー中のテーブルに飛び降りてギターソロを弾くのがウォーレン・デ・マルティーニです。
(BAND-MAID「DOMINATION」で、歌波さんがテーブルの上でリードギターを弾く演出は、RATTの「Round And Round 」や、ヴァン・ヘイレンの「ホット・フォー・ティーチャー」等のHR/HMの古典芸のパロディ or オマージュなのです。)
上の外人ギタリスト3名の名は、「IRONBUNNY」(アイアンバニー)のデビューミニアルバム『IRONBUNNY~鉄槌のオルタナティブ~』のゲストミュージシャン。
「IRONBUNNY」、一見するとB級イロモノ企画、BABYMETALの二番煎じとの印象を持たれかねない企画ですが、楽曲を聴くと、ロケンローと歌謡曲の本筋をしっかり押さえた直球作品です。
レインボーの「No Release」のメインのリフ(ギターで繰り返し弾かれるフレーズ)をモチーフに、B'zの松本孝弘さんが曲を書きギュインギュインギターを弾くトラックに載せて、全盛期のSPEED(沖縄アクターズスクール発の1980年代を代表する女性アイドルグループ)がラップメタル調のハードロックを歌って踊ったら?
夢のような組み合わせのJ-POP/アイドル歌謡曲/歌謡ロックですが、この組み合わせからイメージする音像を実際に実現したのが、企画ユニット「IRONBUNNY」の「23 -twenty three-」(『IRONBUNNY~鉄槌のオルタナティブ~』のリード曲)です。
「IRONBUNNY」の見た目は「DESURABBITS」× 「TOSSAGIRLS」?
正統派、直球のロケンロー、歌謡ロックな 「IRONBUNNY」、見た目はどうでしょうか?
日本のラウド系アイドルでは老舗のユニット「DESURABBITS」(デスラビッツ)× タイの新進ラウド系アイドル「TOSSAGIRLS」風?かもしれせん。
写真リンク先:
◆DESURABBITS
🦋#DESURABBITS 10th SINGLE情報公開✨🦋
— DESURABBITS🐰OFFICIAL (@desu_rabbits1) August 28, 2019
『Magic of Butterfly‐成蝶‐』
いよいよ来週9/4(水)の発売です🐇✨
2曲目「東京の隙間 〜DESURABBITS from EMI feat.X〜」は
9/14(土)ワンマンライブで初披露決定㊗️
皆さまぜひ聴いてくださいね🦋💗
⬇️詳しくはこちら⬇️https://t.co/hbcHdl7EPZ pic.twitter.com/G5d07mTr98
女性トリオ+男性(企画者?)的な組み合わせで、DESURABBITSにおけるダースベイダーのコスの『部長』のポジションを「IRONBUNNY」では覆面(スーツアクター)ギタリストのEdieeが占めています。
トリオの衣装の色分けはTOSSAGIRLS等もやっていました。
◆TOSSAGIRLSpopmusic.hatenablog.com
「IRONBUNNY」のメンバーは?元BABYMETALのメンバーもいるの?
「IRONBUNNY」のメンバーは、ボーカルのHina、Kotono、Minamiの
3人にサイボーグギタリストEdieeの4人です。
EdieeはA.D.2300年から来たサイボーグで、血液型はAC100Vです(100万ボルトではないのですね)。
Kotonoは、メタルダンスユニットBABYMETALのサポートメンバー『THE CHOSEN SEVEN』の一人(ダンサー)として活躍した経歴があります。
覆面(着ぐるみ)ギミックはバケットヘッド(ex.ガンズ・アンド・ローゼズ)あたりから?
着ぐるみのヘヴィメタルバンドというとGHOST(ゴースト)やGWAR(グウァー)やLordy(ローディー)とか、日本ではドラマーのにゃんこスター等いらっしゃいます。マスクだけなら一般にも知名度の高いスリップノットもいます。どちらかというとうこれらの方は、メタルと言う縛りがありそう。
実はギミック系のギタリストの中で一番意識しているのは、メタル系のかぶり物・着ぐるみ系ではなくて、ファンクの影響も消化したマルチなスタイルを弾くギタリスト、バケットヘッド(ex.ガンズ・アンド・ローゼズ)かもしれないと思っています。
バケットヘッドは着ぐるみではなく、バケツを頭にかぶって、マスクで顔を隠している覆面ギタリストです。
本人は一言もしゃべらず、専任の通訳を通してコミュニケーションを図るという寡黙さを売りにしている点はEdieeと共通しています。
Edieeの着ぐるみはロボコップ風というか戦隊ヒーロー風です。
ロボコップの参照先は日本の特撮TVドラマ『宇宙刑事ギャバン』と漫画『8マン』(平井和正さんと桑田次郎さん作)ですが、バケットヘッドは、ジャイアントロボのフィギュアを手にジャイアントロボのテーマで入場します。
日本のサブカル(SF、特撮、漫画、アニメ)がモチーフのところはバケットヘッドとEdieeに共通点があります。
「IRONBUNNY」のサイボーグ・ギタリストEdieeの正体(中の人)は誰?
ごめんなさい、わからないです。
ケリー・サイモンさんではないと思います。
往年の新日本プロレスの覆面レスラー、ストロング・マシーンのように、1号、2号、3号・・・と登場してくる可能性(ストロング・マシーンズ、マシン軍団)もあるみたいですし。
覆面レスラーみたいなものなので、設定を尊重して音楽を楽しみましょう。
関連MV - "歌謡ロック"はギュインギュイン鳴るギター!
◆IRONBUNNY 「23 -twenty three-」music video Full Size
歌謡曲(歌謡ロック)としてよくできています。同時にこの曲調は外国人が聴けば、ヘヴィメタル(ラップメタル)として認知するはずです。つまり、歌謡曲とHR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)の最大公約数をくくるプロダクションに成功しています。
1970年代1980年代のハードロックを聴いたことのない世代(?)が『ソフトメタル?』とMVにコメントしていましたが、まぁソフト緬でもソフトクリームでもいいじゃないですか。音楽が海外まで伝わって認知されれば。ジャンル(カテゴリ)名等なんでもよいのです。きっと海外の若い世代にもロケンロー(日本だと歌謡曲)だということは最低限伝わったことでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=4CEqyuem3mA
◆Robin Trower - Too Rolling Stoned - 3/15/1975 - Winterland (Official)
ロックはファンキーでないとですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZTyAXk_LyCY
◆Frank Marino The Answer Extract from DVD
「IRONBUNNY」に反応する外国人(特に欧米)は、30年~40年前にフランク・マリノ等を聴いていた50歳代~60歳代ではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=zd5MA4sKefI
◆高橋みなみ - 孤独は傷つかない
そして、日本国内では、楽曲が”歌謡曲”として戦えるポテンシャルを持つことが重要です。
山口百恵さんと並ぶ歌謡ロックのパイオニア、中森明菜さんをリスペクトするたかみな(ex.AKB48総監督)のこの楽曲は、若手作曲家が1980年代に織田哲郎さん(B'zと同じくBeing系ご出身)が相川七瀬さんに書いた歌謡ロックの曲調の再現を目指した作品かと思ったら、織田哲郎さんご本人の作曲でした!
日本人女性ボーカリストは、日本人には「歌謡曲」に、欧米人には「ヘヴィメタル」に聴こえる領域で一番強みを発揮します。海外のHR/HMファンにも人気のBAND-MAIDが良質な2010年代型の歌謡ロックを成立させることができた背景には、1980年代の”歌謡ロックの一大生産拠点”ともいうべき、Being系のスタッフを作・編曲、ギターテック等で起用していることもあります。
「IRONBUNNY」が表現活動の場としている音楽雑誌『YOUNG GUITAR』は、BAND-MAIDの特徴が"歌謡ロック"にあり、"ネクストB'z"を目指せるポテンシャルを有すると言及したことがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=_ZSSqkTdMZ4
◆Burning Up The Night - Steffanie
典型的なアン・ルイススタイルの歌謡ロック。元SHOW-YAのリードボーカル、ステファニー(・ボージャス)のソロ。伝説のSHOW-YA北朝鮮公演では、ステファニーとゲストの喜屋武マリーがツインリードボーカルを務めました。アン・ルイスは、北島健二さん(19歳の時にBeing入りし、織田哲郎さんとWHYを組んでいました)、ジェイク・E・リー(ex.RATT、Ozzy Osbourne)らの、"ギュインギュイン”鳴るハードロックギターをバックに起用し、歌謡ロックのスタイルを確立しました。
https://www.youtube.com/watch?v=9Ta2__JHsw4
◆溺れたエビ! ライブ動画【ワシャワシャ! ! グギャギャギャギャ! ! ! 】2011.08.30
このパフォーマンスは凄いですね!
https://www.youtube.com/watch?v=tEMadjiyzvw
◆The History of Michael Jackson & Buckethead
バケットヘッド・・・・・う、む、む、・・・かなり、とらえどころのない人だ。しかしギターは上手い。
https://www.youtube.com/watch?v=EGGWp70B9y8
◆Ram Jam - Black Betty
アメリカンハードロックはややこしいことを考えずにファンキーにノれるのがいいかも。
https://www.youtube.com/watch?v=I_2D8Eo15wE