タイ北部チェンマイをホームとする女性アイドルグループSY51(ソメイヨシノ51)を箱推ししていました。
さくら学院重音部として結成されたメタルダンスユニット BABYMETALが日本の音楽ファンに衝撃を与えた理由の一つに、「口パク」が常識だった日本のアイドル界において、激しいダンスに生歌を合わせパフォーマンスするというダイナミックさがあります。
2018年11月にデビューしたSY51(ソメイヨシノ51)に惹かれたのも同じ理由です。
SY51は、タイ、バンコクで日本のAKB48の海外姉妹グループBNK48が大成功したのを受けて、2018年にチェンマイの芸能スクールでダンスや歌等のトレー二ングを受けていたティーンエイジャーで結成されました。
20名を超す大所帯で楽曲毎のメンバー選抜制を取るなどそのシステムがBNK48を真似たものでした。
そのため、SY51のパフォーマンスはデビュー当初こそ「日本風」に口パク(リップシンク)でしたが、次第に生歌主体のパフォーマンスに移行します。
現地(タイ)の事情ではその方が通りが良かったのかもしれません。
16人もの大人数でロックの激しいダンスに生歌を合わせるパフォーマンスはとにかくダイナミックでユニークなものでした。
SY51は2期生、練習生等を合わせグループのべ在籍メンバー数は30数名にもなります。
コロナ禍はタイの芸能界にも大きなダメージを与えました。
SY51もコロナで活動が封じられた影響で追い詰められ、2020年8月に主力メンバー13名が卒業。その後も櫛の歯が抜けるように卒業が続き、2021年11月現在、残っているメンバーはわずか5名です。
SY51の2019年の最盛期のパフォーマンスが強烈に記憶に残っており、高いポテンシャルに恵まれながら活躍の場を失ってしまったメンバー達の新天地での活躍を期待していたのです。
2021年8月から9月にかけて、なんとSY51を同時期に卒業した主力メンバーのうち、NALL(ナル)、EYE(アーイ)、CENTRE(センター)の3人が秋元康さんプロデュースのサバイバルオーディション番組「ラストアイドル・タイランド」に挑戦者として出演。
暫定メンバーに勝利することはできませんでしたが、11月に発表された救済ユニット?に3人とも加入することが発表されました。
3人が加入したユニット名は、
・EYE(アーイ)がSomeday(サムデイ)
・CENTRE(センター)がH☆zora Sisters(星空シスターズ)
・NALL(ナル)がEGAO(エガオ)
です。
YouTubeで公開されている「ラストアイドル・タイランド」の映像で一目瞭然ですが、タイのアイドル志望者は歌が上手いというのはデフォルトで、必ずしも歌唱力を求められるわけでははない日本のアイドルシーンとは異なります。
さらに日本人女性と大きく異なるのは、タイの若いアイドル=女性ボーカリストは、歌唱において芯を抜いた声(ファルセット)を多用する傾向があり、この特徴が聴きなれた日本のアイドルソングをスウィートなソウル、ブラックミュージックに転換するような魔法となっています。
日本のアイドル文化に違和感を感じる洋楽ロック、ブラックミュージックを聴きなれたファンにとって、洋楽でも邦楽でもないユニークなポップスとして楽しめるアイドルソング、それがタイ人女性ボーカル&ダンスグループなのです。
✨ SOMEDAY ✨
— LAST IDOL THAILAND (@lastidol_th) 2021年11月17日
หยดน้ำ - สาวน้อย - เรมี่ - มาย - ขนมหวาน - อาย
SOMEDAY ในวันที่เหนื่อยล้า ในวันที่อ่อนแรง ขอเพียงอย่าหมดหวัง "สักวัน" จะต้องเป็นของเรา
" LAST IDOL DEBUT STAGE "
📌28.11.2021
#SOMEDAY #LASTIDOL#LASTIDOLTHAILAND #LASTIDOLTH pic.twitter.com/8bGfspr1g0
◆บทสรุปการแข่งขันทั้ง 20 แมตช์ | DIGEST | LAST IDOL THAILAND
対戦シーンの総集編
https://www.youtube.com/watch?v=3X-gAX7PxA8
◆Anita Ward - Ring My Bell - TROS TOP 50 - (1979) • TopPop
ディスコの名曲アニタ・ワードの「リング・マイ・ベル」
芯を抜いた声で一曲通して歌うことはブラックミュージックでは珍しくないが、日本人女性ボーカルではめったにない。タイ人女性ボーカルはこの唱法が得意。
https://www.youtube.com/watch?v=fRMMUatW8eo