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【SCANDALのてぃもは】 店頭にG・クリントン総裁の自伝が平積み!【P-FUNKの大ファン】

 

日本のロックバンド(ガールズバンド)BAND-MAIDがきっかけで知った日本のデス・スラッシュ・メタル・バンド、兀突骨(Gotsu Totsu Kotsu)。兀突骨(Gotsu Totsu Kotsu)の4枚目のCD、「兵ドモガ夢ノ跡」を購入するために、CDショップのディスクユニオンへ行きました。このお店は音楽関係の書物も多数置いています。そこで、なんと、店頭に「総裁」の自伝が平積みになっているのを目撃しました。素晴らしい!。

 

芸能界で「総裁」と呼ばれている方には、日本の大川興業大川総裁、そしてアメリカのP-FUNKパーラメントファンカデリック)軍団のジョージ・クリントン総裁のお二方いらっしゃいます。(大川興業の総裁は、江頭 2:50さんも務められたこともありますが、江頭 2:50さんが、元総裁とか前総裁の呼び名で呼ばれることはあまりないようです。)

 

P-FUNKパーラメントファンカデリック)を初めて知ったのは、白人ロックバンドへのP-FUNK系ミュージシャンの客演を通してです。例えば、P-FUNKのキーボードプレイヤーのバーニー・ウォーレルは、トーキング・ヘッズでも弾かれていました。そして、日本では、何と言っても、歌謡曲P-FUNKパーラメントファンカデリック)の音楽をミックスさせた米米CLUBが、P-FUNKを広めた立役者です。

 

エレキギターは、ロックで使われないことが珍しいほどのロックのメインの楽器です。なので、ロックファンには、エレキギターの音が嫌いな人は少ないはずです。現代のロックギター、エレキギター奏法の重要な創始者の一人が、ジミ・ヘンドリックス(ジミヘン)です。P-FUNKパーラメントファンカデリック)のエディ・ヘイゼル(エディは特にファンカデリックのサウンドの中心)のエレキギターは、ジミヘン直系であり、そのサウンドがすっかり気に入ったのです。

 

現在(2016年12月)、日本のBABYMETALをスペシャル・ゲストに迎えてイギリスをツアーしているレッド・ホット・チリ・ペッパーズレッチリ、RHCP)。大物では、レッチリが、P-FUNKパーラメントファンカデリック)に一番影響を受けているバンドでしょう。

 

レッド・ホット・チリ・ペッパーズレッチリ、RHCP)のデビュー・アルバムの再発CDには、ボーナス・トラックが5曲入っています。アンソニー(vo)、フリー(b)、ヒレル(g)、ジャック(d)のデビュー前のオリジナルメンバーで録音されたこの5曲がモロ、ファンク。イントロとアウトロをファンクでよく使われるトーク・ボックス(トーキング・モジュレーター)でアレンジしたコテコテの曲まであるほどです。デビュー前のレッチリが、P-FUNKをはじめとするファンクやヒップホップ等の黒人音楽を演奏する白人のロックバンドだったことがよくわかるデモ音源です。

 

日本のロックバンド(ガールズバンド)SCANDALの今年(2016年)春から初夏頃の公式写真で、てぃも(ベースのTOMOMIさん)が、ギャング・オブ・フォーのTシャツを着用されていました。海外のファンからは、「てぃもはギャング・オブ・フォーのファンなのか?」という反響がありました。

 

海外の日本のバンドのファンは、日本人ミュージシャンが着用する洋楽のバンドTシャツに反応します。BAND-MAIDの彩姫(さいき)さんが、今年の春(ワールドツアーに出る前)に、ニューヨーク・ドールズのTシャツを着用した写真を、TwitterInstagram(インスタグラム)にアップされました。すると、メキシコのFacebookに、「BAND-MAIDは○○○○○である。なぜなら、(フロントマンの)Saikiはニューヨーク・ドールズのTシャツを着ているからだ。」とファンからの投稿がありました。スペイン語なので意味はわかりませんでしたが。

 

SCANDALのてぃもが着ていたTシャツの「ギャング・オブ・フォー」は、1980年代のイギリスで活躍したロックバンドです(現在も活動中です)。音楽性は、P-FUNK等の黒人ファンクを大胆に取り入れた硬質なロック。パンクロックをきっかけに登場してきた新しいロックバンドのうち、レゲエ風味のロックを演奏するバンドがポリスで、”ホワイトレゲエ”、ファンク風味のロックを演奏するバンドがギャング・オブ・フォーで、”ホワイトファンク”と呼ばれたことがあります。(ホワイトは、白人の意味です。)

 

レッド・ホット・チリ・ペッパーズレッチリ、RHCP)のデビュー・アルバムのプロデューサーが、ギャング・オブ・フォーのギタリストのアンディ・ギルです。

 

レッチリのデビューアルバムは、プロデューサーの(ギャング・オブ・フォーの)アンディ・ギルが、デモ音源の段階では白人としては先鋭的で粘っこい黒人音楽のコピーだったレッチリを、商業的なロックに精製しようとしたのかもしれません。フリー(b)はセルフライナーノーツで、制作プロセスでのプロデューサーとの軋轢や辛辣なシャレ(イタズラ)の発言を残しています。

 

独自の神を擁し、時としてステージ上に巨大なハリボテをセットし神話を演出、宇宙と世界では悪と正義の争いがあり、独自の神の加護のもと正義の使者として平和と人々の幸福の実現のために奮闘する音楽家。

 

これってP-FUNKパーラメントファンカデリック)と日本のBABYMETALの共通点ですよね。

 

レッチリレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、RHCP)は、BABYMETALにファンクな世界観・哲学を見たのでしょうか?

 

たぶん、演出面に共通点はあっても、音楽性(へヴィメタル)からすると違うような気がします。

 

BABYMETALのルーツとも呼ばれることのあるキャンディーズであれば、まさに日本のファンク音楽の草分けなんですが。 

 

パーラメントファンカデリック「レッド・ホット・ママ」(LIVE 1978) 

レッド・ホット・チリ・ペッパーズレッチリ、RHCP)のカバーでもおなじみのファンク/ブラックロックの傑作「レッド・ホット・ママ」。リードギターはエディ・ヘイゼルの後を継いだ2代目リードギタリストのマイケル・ハンプトン。

https://www.youtube.com/watch?v=3XzKKcC7kek 

□WODDYFUNK 「 月刊☆星ガール.net 」トレーラーpart1
これが、トークボックス(トーキング・モジュレーター)の”歌声”です。
女性トークボックスプレイヤーの第一人者、WODDYFUNKさんの2017年発売予定のニューアルバムには、ロックギタリストの魚住有希さんがギターを弾いている”ファンカデリック、プリンスもビックリ”のヘビーファンク曲があります。
https://www.youtube.com/watch?v=xBUIXFFs7bk

SCANDAL 「テイクミーアウト」(Short Ver.)

https://www.youtube.com/watch?v=_Ct5Wtzb0yc

TOMOMI 「私はもともとファンク系の音楽が好きで、Pファンクとかよく聴いています。たぶんループする音楽が好きなんだと思うんです。(以下略)」(最終ページ) 

http://www.sony.jp/music-unlimited/interview/scandal2/