クリームの3作目『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』(1968)は、ロックの名盤100選的企画で選出される常連の1960年代のロックを代表する名盤です。
CD盤では、スタジオ録音の1枚目とライブ録音の2枚目の2枚組の構成です。(詳細な解説は検索ください)
日本語の情報をざっと検索した限りだと(英語やドイツ語やフランス語やポルトガル語だとまた違うのでしょうが・・・)、圧倒的に2枚目(CDの場合、ヴァイナルだとC面・D面)のライブの人気・評価が高いのです。
1枚目(CDの場合、ヴァイナルだとA面、B面)については、「1曲目(White Room)良い曲だよね。あとは、まあ昔(半世紀前は)聴いたけど、やっぱクリームはライブ(2枚目)だよね。」というテイストの感想が多いのです。
それでは、『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』(1968)のスタジオ録音盤である1枚目は、「White Room」以外捨て曲なのでしょうか?
実は全くそんなことはありません。
『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』(1968)のスタジオ録音盤である1枚目は、プログレッシヴ・ロックの草分け的傑作なのです。
私の解釈では、『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』(1968)のスタジオ録音の1枚目は、ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーとエリック・クラプトンとフェリックス・パパラルディの4人が楽器演奏者としてがっぷり4つに組んだレコードです。
両雄並び立たずどころか、腕達者、曲者が4人自己主張しているわけで、薄氷を踏むような危険なバランスがかろうじて成立しているのです。
『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』CD1枚目(スタジオ録音盤)におけるフェリックス・パパラルディの存在は、ビートルズにおけるジョージ・マーティン、あるいはミスチル(Mr.Children)やback number(バックナンバー)における小林武史さんのポジションに近いかもしれません。
もちろん、2枚目のライブ盤もフェリックス・パパラルディがプロデュースしていますが、フェリックス・パパラルディは楽器演奏者として自己主張してはいません。
アレンジ(編曲)のコントロールも、スタジオを離れ、ライブでインプロヴィゼイションを繰り広げるトリオには、及んでいないように見えます。
(スタジオ録音のCD1枚目の音楽的リーダーシップはジャック・ブルースとフェリックス・パパラルディが取っているという説が有力です。)
2枚目のライブ盤は、エリック・クラプトンとジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーのトリオが白熱の演奏を繰り広げるさまを、「これをどう円盤に収めるか」と客観的、俯瞰的に見ているプロデューサーのフェリックス・パパラルディという立ち位置に見えます。
ほとんど、2枚目のライブ盤についての話題しかない『クリームの素晴らしき世界(Wheels of Fire)』、1枚目をメンバーが4人いるプログレッシブ・ロックバンドのスタジオ録音盤として改めて聴いてみてはいかがでしょうか。
引用>スタジオ録音のほうを改めて聞いてみると、1968年当時としてはかなり実験的な音楽をやっていることがわかる。しかしクリームはその演奏力のせいで、ビートルズのようにスタジオにこもって独自の音楽を追求するのではなく、ライヴを盛んに行った。 (中略) クリームは上手すぎた。
◆CREAM - PLAYBOY Remix feat. t-Ace
おっと、これは違うCREAMだった!
シンガーソングライターのMinami(ミナミ)と、ラッパー / トラックメイカーのStaxx T(スタックス・ティー)が結成したニューグループ、CREAM(クリーム)。
安室奈美恵さんと共演していたDOUBLEを連想しました!
最新MV「BANANA」は、モチーフが水着でパリピという年配者の血圧が上がりそうな作風だったのでパスしちゃいました!
https://www.youtube.com/watch?v=yZaiV-G3pbE
◆DOUBLE/Shake
https://www.youtube.com/watch?v=I-GZS1i0MfA
◆ロックスミスーAudrey Plays Guitar - Sunshine Of Your Love - Cream 104K (ROCKSMITH)
1960年代の元祖サイケ、ハードロック、ヘヴィメタルのクリームはこれだ!
(当時)レスポールゴールトップタイプが一番似合う9歳!ディスプレイのタブ譜(?)を凝視する視線がガチ!!無事弾き終えた後の破顔一笑に注目!
https://www.youtube.com/watch?v=eBMtUdyv4SU