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【センター】タイ・人気アイドルBNK48選抜総選挙2019年1月実施背景に米中貿易戦争・新興国通貨危機等経済リスク回避か?【人気メンバーのパン】

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タイの国民的人気アイドルグループ、BNK48がデビューわずか一年あまりで国民的アイドルに大成長した背景には、消費者のニーズに合った企画、コンテンツ自体のクオリティの高さがもちろんあります。

重要な要素は、企業業績の好調、消費マインドの伸び等のタイ経済の好調を背景に、『その先のビジョンを示す』(ああいう風になりたい!暮らしたい!)ことを、それまでの芸能人(容姿、身長等)の常識によらない『親しみやすいアイドル』というパッケージで提案し、消費需要を喚起したことかなと解釈しています。

 

以下は、日本経済新聞の2018年3月6日の記事の見出しです。

 

『タイ小売りセントラル、5年後売上高倍増  ECがけん引、物流・金融で大型M&Aも』https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27753580W8A300C1FFE000/

【引用開始】-------------------

「トッス・チラティワット最高経営責任者(CEO)が5日、明らかにした。2018年の売上高は前年比14%増となる3973億バーツ(約1兆3500億円)を目指す。毎年2桁増収を続け、22年には8千億バーツを目指す。」

【引用終了】-------------------

 

小売のセントラルグループ(セントラル財閥)は、BNK48のファンにとっては馴染みのある企業名ではないでしょうか。

 

BNK48がファンの前に初めて紹介されたのが、2017年2月にセントラルワールドプラザで開催された『ジャパンエキスポ2017』のAKB48のステージでのサプライズ出演です。

2018年9月には、BNK48の一期生二期生が総出演で、セントラルワールド/PLAN B メディアが企画・開発・設置した世界最大級のデジタル・インタラクティブ・スクリーン『panOramix』のお披露目の大規模フリーコンサートを行いました。

『panOramix』を背景に、真下のセントラルワールド前広場で開催された『BNK48 1st 2gether Concert』です。

 

セントラルグループは、毎年二桁売上を伸ばして5年で倍増させるわけですから、広告はバンバン打つでしょうし、観光名所となるような世界一の大きさの電子看板を立てたり、集客イベントには「若者に大人気のアイドルを呼びましょう!」となるわけです。

 

タイの経済・株式メディア『THUNSOON』が、BNK48 Officeの取締役会の議決権を有する屋外広告大手PLAN Bメディアの3Qの業績予測記事を掲載しています。(2018年9月17日)

https://www.thunhoon.com/175257/48/43/

 

PLAN Bメディアの業績は「2018年第3Qの純利益は過去最高を記録する見込み」であり、世界最大級のデジタル・インタラクティブ・スクリーン「panOramix」も年内は受注が埋まっており、「業績は絶好調で買い推奨だよ」という感じの記事です。

 

この業績予測記事の中で、人気アイドルグループのBNK48についても何点か言及されています。(『2)BNK48の収益認識』)

 

【引用開始】(WEB翻訳ママ)----

BNK48のパフォーマンスは、ファンからの好評を受けました。 我々はショーを見に来る多くのファンを見てきました。 当社は2019年のBNK48の収益がBt400mと予想し、PLAN Bの純利益を4200万Btに増やし、BNK48がPLANBのメディア収益を1,500百万バーツ・・・」

「4)BNK48の3Q18からの収益認識。ネットはPLAN Bに1100万バーツを提供した。」

「5)エンゲージメントマーケティングは、スポーツ&音楽マーケティングのバンドルパッケージからPLAN B利用率を5〜6%増加させる。」

「2019年度の当期純利益は、広告費の強力な増加により、前年同期比32.9%増の8億4,900万バレルとなる見込み。」

「(略)BNK48のE-sportの通年の収益および収益認識の認識は8,000万である。」

【引用終了】-------------------

※上記の訳は金額数字、単位含め精査していません。原文をご確認ください。

 

PLAN Bメディア社のWEBサイトトップページの事業区分に『音楽マーケティング』があり、クリックするとアイドルグループのBNK48のことです。

『THUNSOON』誌の業績予測記事から解釈することは、PLAN Bメディアグループの『音楽マーケティング事業』(BNK48)は、2018年9月時点では、既に先行投資の段階ではありません。『音楽マーケティング事業』(BNK48)は、単独事業としても他事業とのエンゲージメントマーケティング(相乗効果をあげること?)としても収益を期待し成果をあげる段階になっているということです。

  

そういうわけで、景気拡大で、顧客は毎年前年比二桁の伸び、業績サイコー、電子看板の大きさ世界一・・・で大人気アイドルグループBNK48に死角はないのでしょうか?

 

広告業にとっての最大のリスクは景気の後退=不景気・リセッションです。

 

不景気になると、「コスト削減のために広告費を減らさないとならない。」「売上がこんなに減っては、イベントにアイドルさんを呼ぶ予算など確保できない。」となってしまうリスクがあるのです。

 

タイ経済に、景気後退のリスクはあるのでしょうか?

 

2018年10月の現在、タイ経済にとっての(対外的な)景気後退のリスクに、米中貿易戦争、新興国通貨危機の連鎖、信用不安等があげられます。

 

JETRO日本貿易振興機構ジェトロ)ビジネス短信(2018年09月05日)>

https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/09/2fcbd4d857abf42b.html

【引用開始】-------------------

『第2四半期のGDPは4.6%成長、好調を維持』(タイ・バンコク

・「タイ・国家経済社会開発庁(NESDB)が8月20日に公表した2018年第2四半期の実質GDP成長率は、前年同期比で4.6%と前期(4.9%)から減速したものの好調を維持した。タイの潜在成長率といわれる4%以上の成長が4四半期続いており、タイの景気回復が本格化しているといえそうだ。」

・「GDPを需要項目別にみると、民間消費は4.5%増と前期(3.7%増)から加速した。景気拡大による消費者のマインドが改善している・・・(略)」

【引用終了】-------------------

 

JETRO日本貿易振興機構ジェトロ)ビジネス短信(2018年7月19日)>

https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/07/f1fce8298856b0a4.html

【引用開始】-------------------

『輸出依存の経済、米中貿易摩擦の影響を有識者らは懸念』(タイ・バンコク

・「タイ銀行(BOT中央銀行)が7月4日に公表した「金融政策報告2018年6月」は、タイ経済の主なリスク要因として米国の保護主義的貿易政策を挙げ、輸出依存度の高いタイ経済は、想定以上の悪影響を受ける可能性があると指摘している。」

・「有識者の間でも、米中の貿易摩擦に対する見方は厳しくなっている。民間シンクタンクのタイ開発研究所(TDRI)は「米中双方の貿易相手国であるタイは、この貿易戦争からの悪影響を避けることはできない」としている。」

・「カシコン研究所は「タイ経済にとり、米中の貿易戦争からの影響はメリットよりデメリットの方が大きく、2018年の後半にかけて(輸出額の減少が)2億8,000万ドルから4億2,000万ドルに上るとみられる。もしその報復措置の応酬が長期化するようなら45億ドルにも及ぶ可能性がある」としている」

【引用終了】-------------------

 

JETRO日本貿易振興機構ジェトロ)のタイ経済短信によれば、タイ国内の米中貿易摩擦への反応は、中央銀行、民間シンクタンクが警鐘を鳴らしているのに対し、複数の政府高官の見立ては、「タイ経済は好調だ。なぁに心配はないさ。」というニュアンスで楽観視している様子です。

 

 

以下は憶測です。

 

・タイのアイドルグループBNK48について、運営は、比較的初期段階から総選挙を2018年に行いたい旨の発言はしていた。つまり、当初の複数年の事業計画(3年程度か?)・ロードマップの2018年の項目に、『選抜総選挙実施』と書き込まれていた可能性が高い。翌年1月の実施は一か月遅れとはいえ、全体的な業績急拡大からすれば誤差程度の遅れで問題はない。

・ファン(ヲタ)には、複数チーム(2~3チーム)制の確立、楽曲数の増加、劇場稼働日数の増加、単独コンサートの実施回数増等の体勢固めへの注力を優先し、総選挙は体勢が出来た一年程度後でも良いのではないかという意見もある。

・PLAN Bメディア社/BNK48 Officeが選抜総選挙による収益を強く期待しているのかどうかについてはわからない。

・2018年9月時点のタイ・国家経済社会開発庁(NESDB)発表数値によれば、2018年第2クォーターまでのタイ経済は極めて好調である。

・仮に選抜総選挙を一年後の2020年1月に実施するとして、その時のタイ経済が好調かどうかはわからない。大半の人は楽観している。しかし、米中関係、その他外国を要因とするタイ国内だけではどうすることもできない要因による経済への悪影響が起こるリスクはゼロではない。

・仮に景気が悪化するような状況が発生した場合、現在の好景気によって抑えることができている、社会的な対立等の問題が再び先鋭化し、政治、社会的なリスクが高まる可能性はゼロではない。

・現政権(軍事政権)とBNK48は良好な関係を構築できている。そして来年2019年2月(~5月)には伸び伸びになっていた総選挙が予定されている。(下院議員選挙法が2018年9月12日、国王の署名を経て公布された。)総選挙後の政権の選択は民意による。

 

これらのことから言えるのは、2019年1月の政治、経済、社会の状況はほぼ読める(現在の延長線上で)こと。しかしその1年後の2020年1月は、必ずしも現在の延長線上にあるとは限らないということです。

 

想定外の事態として、2018年4Q(10月~12月)に経済危機が起こるような事態が生じても、消費者(ヲタ)の財布に波及するまでに「タイムラグ」があり、2019年1月総選挙実施ならばその影響は最小化できるはずです。

 

 

いろいろ言いましたが、ぶっちゃけ、「景気好調でヲタの財布もゆるみやすい今のうちに、 集金 (誤) 選抜総選挙(正)をさせていただきます!」だったりして。

 

 

BNK48というアイドルグループは、タイ、ラオス(タイバーツ経済圏)で人気が過熱しており、ASEAN諸国にも人気が波及する可能性はあります。さらには、東アジア(日本、韓国)でも人気を獲得するポテンシャルを持っています。

しかし、現在はあくまで、『タイ人のタイ人によるタイ人のためのアイドルグループ』であり、外国人が心配しても仕方ありません。

 

アジア通貨危機リーマンショックを乗り越え、生き延び、事業を発展させてきたタイの財閥や経営者達はとてもしたたかです。

仮に景気後退や政治の変動が起きても、その影響を吸収しながら事業を運営していくことでしょう。

 

 

◇パン(BNK48)& Tom (Room39)「恋するフォーチュンクッキー」デュエット

選抜総選挙投票権のあるBNK48 5thシングル『BNK Festival』のセンターを務めるチームBⅢキャプテンのパン(Pun、パンシコン・ティヤコン)。SNSのフォロワー数ではキャプテンのチャープランを引き離して1位の人気メンバーです(年少者、10代からの人気は特に高い)。

パンがRoom39のTomと「恋するフォーチュンクッキー」でラップ&デュエット。その後コワモテのオッさんたち(ヒップホップMC)をステージに引っ張り上げ、「恋するフォーチュンクッキー」の振り付けを指導するパン。

www.youtube.com

BNK48(パン&モバイル)「恋するフォーチュンクッキー

8歳のちびっこドラマーの演奏する「恋するフォーチュンクッキー」に、BNK48のパンとモバイルがサプライズ降臨!(02:18~)。ボーイッシュでカッコいいパンとパンを姉のように慕うアイドル性の高いモバイルのラインは、BNK48(一期生)の人気の大きな原動力の一つです。パンのドラマーの女の子に対する完全な自然体での慈愛に満ちた接し方から、子ども・若者からの絶大な人気の理由がよくわかります。個人的にはポスト安室奈美恵さんはBNK48のパン!と思っているんですけど、東アジア出身でないと無理かな?

www.youtube.com

BNK48「君はメロディー」(4thシングル)

パンの『SIAM LOLITA』コスチュームはゴールド×ブルー。

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◇TV番組出演・収録とBNK48の総選挙応援のため日本からタイ・バンコクを訪問したAKB48グループ・HKT48指原莉乃さんとBNK48メンバー

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<参考資料>国際機関日本アセアンセンターシンポジューム:ASEAN設立50周年に向けて③『ASEANの貿易自由化と経済成長』-タイの貿易構造の変化とFTAの現状- レジュメ

https://www.asean.or.jp/ja/invest-info/eventreport-2016-08/