タイの元外交官で政治学者、京都大学のパヴィン(パビン)・チャチャバルポンプン先生は、2017年に結成されたされたAKB48の海外姉妹グループのBNK48が起こした日本型アイドルブームに関し、日本と東南アジアの政治、経済、文化の歴史的つながりや安全保障等の視点からしばし言及されています。
お仕事がら、日本型女性アイドルグループブームについて、政治、経済、安全保障の延長の視点で的確な分析をされています。
ここでは踏み込みませんが、先生のお名前、Pavin Chachavalpongpun、パヴィン(パビン、パウィン)・チャチャバルポンプンで、英語、日本語で検索すると錚々たる業績が出てきます。
パヴィン先生の名前が、2020年8月下旬、タイの反政権デモのキーパーソンとして一躍クローズアップされました。タイ政府がアクセスをブロックした政権に批判的なフェイスブックページはパヴィン先生が主催していたためです。
もとい、タイのアイドルの話ですが、パヴィン先生は、アイドルの若者への影響力に着目してか、SNS等やメディアを通してBNK48等のアイドルについてしばしば言及してきました。
左:京都大学のパヴィン(パウィン)先生、右:BNK48キャプテンのチャープラン。
— pop music fan (@anjammel) 2020年8月25日
ปวิน แขวะเฌอปราง BNK48 เป็นผงซักฟอกเผด็จการ แต่หลักการประชาธิปไตยยังไร้เดียงสา https://t.co/I3nxKf1f1n @kapookdotcomより
解党命令が現在のデモの原因となった新未来党(既に解党)のタナトーン代表、BNK48キャプテンのチャープラン、京都大学のパヴィン(パウィン)先生。https://t.co/au8AeJJxJ7
— pop music fan (@anjammel) 2020年8月25日
もちろん、BNK48は軍政の流れを汲む現政権のプラユット首相とは軍政時代に何度も面会しており、政府の事業のキャンペーンに協力するなど、直接政府のプロモーションを担う仕事も引き受けてきました。
軍政時代に首相と。
— pop music fan (@anjammel) 2020年8月25日
Junta Defends BNK48 Frontwoman’s Appearance on Gov’t Show https://t.co/IZq9lvOznU @KhaosodEnglishより
そのため、BNK48(運営及びメンバー)は、反政権側からは現政権擁護派(サリム)と位置付けられてきたとのことです。
パウィン先生のサブカルチャーに関する言論のユニークなところは、政治、経済、安全保障とアイドル等の若者のサブカルチャーが一直線に同じレイヤーにあることです。
一般にサブカルチャーに強い書き手は、政治、経済等を苦手とする人が多いのです。
以下のブログ記事でパヴィン(パビン、パウィン)・チャチャバルポンプン先生の言論に関する内容を記しています。
タイと深い関係にある、もちろん日本と深い関係のある『アメリカ』について話が及びませんでした。
基本的に自分の国のことは自分で決めるのが鉄則です。
しかしながら大国の影響を全く排除し受けないという完全なる自由もまた現実的ではありません。
アジア各国の外交においても、常に『敵の敵は味方』で、時として一筋縄でいかないようなねじれ現象も起きてきました。
まさに複雑で微妙なパワーバランスな話なのでこの辺で。
それではまた。
◆Nont Tanont | JOOX World Music Day 2020
一曲目からมีผลต่อหัวใจでアガる!凄腕のベースとドラムス。最後の方で聴かせる歌が本業でないバンドマンによる(ボイトレしていない)無骨なコーラスがチャーミングだったりする。
https://www.youtube.com/watch?v=Tlf9rxBJDjo