(2020年 9月 7日更新)
「ロックに重要なのはカントリー・ミュージックのノリ」と口を酸っぱくして言われたような気がします。
たしかに、ヴァン・ヘイレンでもボストンでもカンサスでも、やかましいディストーション(歪み)ギターとドカドカ強打するドラムを取っ払ったら、そこに残るのはカントリー・ミュージック。
『大草原の小さな家』で、イングランド系の父さんが弾くフィドル(バイオリン)でスコットランド系の母さんと娘のローラたちがジグを踊る。あれがロックのルーツであることは、フィドル(バイオリン)の入った編成の現代のカントリー・ロックバンド、例えばチャーリー・ダニエルズ・バンドやアラバマの演奏を見るとよく解ります。
アン・マレー、クリスタル・ゲイル、ロレッタ・リン、リタ・クーリッジ、カーラ・ボノフ、竹内まりやさん、そしてもちろんカーペンターズ。カントリーがかった1970年代1980年代の女性ポップシンガーの歌声が好きでした。
そういうことで、実はフィリピンのRhoda & Sheshyのゴスペルデュオ、Cordillera Songbirds(コルディレラ・ソングバーズ)の音源が素晴らしい。
何が素晴らしいかって、歌と演奏が素晴らしいのはもちろんなのです。
実は一番の魅力は、公式やレーベルが(コロナの影響もあるのでしょうか?)、一時間、二時間の長時間のフルアルバム音源をYouTubeチャンネルに続々とアップしていて、BGMとして流しっぱなしにするのに適していることです。
歌も演奏も楽曲もプロダクションも、上述の1970年代、1980年代のアメリカのカントリーがかかったポップスに劣るものではありません。
何より50年前と全く変化していないようなサウンドプロダクションが良い。
同じ世界観の楽曲が1時間から2時間続くので、「そいつはちょっと勘弁してくれませんかね」というような曲が挟まれることがなく邪魔になりません。
おそらく、Cordillera Songbirds(コルディレラ・ソングバーズ)のファンはクリスチャンとしてゴスペルを支持する人が多いのではないでしょうか。
しかし一般のポップスファンが聴いてももちろん構わないはずで、是非ポップスファンにもお薦めしたいと思う次第です。
◆WHEN GOD DIPS HIS LOVE IN MY HEART by Hank Williams Song Cover by Cordillera Songbirds
歌っているのはこの2人。歌の実力は確かです。日本でこの年代でハンク・ウィリアムズのカバーをしていたら驚きですがゴスペルのカテゴリーだと違和感がないですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9fhvz-fW8LA
◆NEW ALBUM BY CORDILLERA SONGBIRDS LIFEBREAKTHROUGH MUSIC UPLIFTING GOSPEL SONGS
https://www.youtube.com/watch?v=0odSALOpL8U
◆NEW Album! 14 Tracks "You Are Forever" by Cordillera Songbirds - Lifebreakthrough / CMA
https://www.youtube.com/watch?v=we4vskPEtgw
オフィシャルFB
https://www.facebook.com/cordilleranartists/