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「別の人の彼女になったよ」 KIMI(BRIDEAR)の英語が良かった。 ハッピーエンド

(2020. 8. 1.更新) 

 

ライブハウスで会話を交わした(ナンパじゃないよ)SHOW-YAが好きだという女性は、ステファニーがボーカル時代のSHOW-YAを知らなかった。

 

数十年以上も続いているロックバンドというものは、大抵メンバーチェンジの経験があります。

 

苦節10年ようやく花開いた等というのは例外で、デビュー直後の数年間、長くとも5年以内に人気が出なければ、数十年以上続くバンドになることはまずありません。

 

つまり何十年も続いているバンドというのは、人気絶頂期、全盛期をデビュー後10年以内に迎えているのです。

 

英米の音楽界では、『クラシック・ラインナップ』といって、何十年も続いているバンドの現在のメンバーを解雇(契約解除)して、全盛期のメンバーで再結成することが珍しくありません。

 

それはもちろん、興行上の動員及び音源の売上が、全盛期の『クラシック・ラインナップ』なるものの方が、現在のメンバーより見込めるという冷徹な計算から判断された場合です。数十年バンドから離れていた全盛期の人気を支えていたオールドファンを再び市場に呼び戻せば、話題も売上も見込めると判断された場合なのです。

 

英米のビッグネームロックバンドの『クラシック・ラインナップ』なるもの、家庭に例えるなら、配偶者と別れ、代わって迎えた新しい配偶者と一緒に長年営んでいた家庭に、突如、前夫や前妻が乗り込んで来て、現在の配偶者と家族を追い出し、強引にヨリを戻すようなもので、商売上の理由とはいえ、なんともなぁと感じないでもありません。

 

 

2020年7月26日の早朝7時(日本時間)より世界に向けて行われたガールズロックバンドBRIDEARの配信ライブ。

www.instagram.com

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印象に残ったのは、ボーカルKIMIの英語によるスピーチ。

 

今回の配信ライブ実現への協力に対する謝辞とバンドの抱負を述べる内容でした。

 

BRIDEARが過去に行ったヨーロッパでのコミックコンベンションでのイベントステージやライブハウスでの公演を、50分から二時間弱までの長時間(つまりほぼフルで)収めた動画が、主催者のアカウントやファンカム等で数多くYouTube上に存在します。

 

過去の2016年から2018年のヨーロッパでのライブでKIMIがこんなに長く英語を話しているのを見たことがありませんでした。MCは日本語主体で短文の英語とのチャンポンだったような気がします。

 

 

BRIDEARは、2019年にゼスト(旧社名SKE48)に所属するまで、事務所に所属していませんでした。過去のヨーロッパツアーでは、通訳、翻訳等の語学(英語)を必要とするコミュニケーションは、当時のメンバー(ギタリスト)のMISA(現在のアーティスト名はMisato Ono)がその多くを担っていたはずです。

 

MISAは語学(英語)が堪能だったのです。

 

MISAはBRIDEARを脱退後、ソロアーティストとしての活動と平行してBRIDEAR時代の経験を活かしてガールズヘヴィメタルバンドFATE GEARのヨーロッパツアーの通訳等の仕事を手掛けています。

 

 

 

 

 

 

かつて対外国の英語業務を担ったはずのMISAはとうにいないのですから、バンドの顔、フロントマンであるKIMIが、直接ファン・観衆に向かって英語で感謝とバンドの想い、ビジョンを話しかけるしかありません。

 

KIMIの英語のスピーチ、それは非英語母語話者の発音・英語に聞こえたものの、判りやすく、通じる英語でした。スクリプト自体は翻訳者の手がかかっているはずですが、数分間の英語のスピーチができるまでになるには、相当の英語学習の努力があったはずです。

 

 

別の人の彼女になったよ
あなたの時みたいに すっぴんだって笑っていられる私ではなくて
一生懸命お洒落して なるべくちゃんとしてるの

 

別の人の彼女になったよ
あなたの時みたいに 大きな声で愚痴を言うような私ではなくて
それをすると少しだけ 叱られてしまうから

 

夢とか希望とかを 語ることを嫌って
ちゃんと現実をね 見つめていて
正しいことだけしか 言わないから
ずっとさらけ出せず おとなしくしてるの

 

だからもう会えないや ごめんね
だからもう会えないや ごめんね
あなたも早くなってね だけど私はズルいから

 

だからもう会いたいや ごめんね
だからもう会いたいな ずるいね
あなたも早くなってね 別の人の彼氏に
私が電話をしちゃう前に 

(wacci 『別の人の彼女になったよ』歌詞)

 

 

英米のビッグネームバンドのクラシック・ラインナップなどという野暮なものは嫌いだ。

 

理由あって別れたはずの先妻が、札束で元の主人の頬をひっぱたいて後妻を追い出し、商売のためだけによりをもどすなどということはいかがなものか。

 

結成当時、デビュー当時のバンドメンバーの輝きは、想い出の中でだけ、永遠に生き続け、輝き続けて欲しい。

 

 

◆wacci 『別の人の彼女になったよ』リリックムービー

付き合い始めたばかりの彼女の好きな曲が『別の人の彼女になったよ』だと判った時、彼女が友達とカラオケでこの曲を歌った時涙を流したと知った時、どうする?

求められるのは『器量』ではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=CTOWTOLv7pY

 

◆Covered by J-JUN『別の人の彼女になったよ』special edition ver./ジェジュン(J-JUN 김재중)

BAND-MAIDの彩ちゃん(彩姫さん)も大好きな(阿久津健太郎さんが楽曲を提供もしている)ジェジュンによる『ベツカノ』(『別の人の彼女になったよ』)カバー。『Love Covers Ⅱ』収録。人気絶頂のシンガーソングライターあいみょんティーンエイジャー時代に東方神起のおっかけをしていたのは有名なエピソードですが、力のある歌手ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-Kb5LQBKCok

 

◆BRIDEAR ‐「Ghoul」MV

https://www.youtube.com/watch?v=1nurhlS00WU

 

◆back number - ハッピーエンド (full)

ついに、ついに、ついに・・・、back numberのフルMV公開!MV主演は当時女優スタートしたばかりの唐田えりかさん。

自分は弟分のロックバンドLilyからback number入門したけど、日本のどこでにでも広がっているような郊外・地方を背景にback numberを聴くと本当に凄い。ロキノン(『rockin' on JAPAN』)の20,000字インタビューで、清水依与吏さんは、群馬から東京のスタジオに電車(東武伊勢崎線等の乗り継ぎ?)で通ったことを答えていますが、車窓に続く風景、それこそが北関東のそして日本の地方のどこにでもある庶民の生活風景、生活感覚です。

大衆音楽(ロック、カントリー、ソウル、メタル、J-POP)とは何か?、大衆音楽(ポップ・ミュージック)とは、そこに暮らす庶民の『生活感覚』なのです。
https://www.youtube.com/watch?v=T8y_RsF4TSw

 

 

日本の男バンドは女々しい曲を書いて歌わせたら最高だし、今日日、凛々しく元気一杯なパワーメタルやハードロックを演らせたら最高なのは日本のガールズバンドです。

 

まぁ、日本の男性歌手が女々しい歌詞の曲を歌わせたら最高なのは、浜省(浜田省吾さん)や松山千春さんのフォーク・ニューミュージック、シグナル等の四畳半フォーク等の時代からそうですし。

 

たぶん、BRIDEARのKIMIは女々しい曲は大の苦手なのでしょう。

 

Vocalist Instagram:kimi_bridear LOVE:Heavy Metal,Cat,Anime and Fashion.俺を誰だと思っていやがる 

https://twitter.com/kimi_bridear

www.instagram.com

 

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