2018年から2019年の年末年始にかけて日本で過ごしたらしいCan Nayika (ex.人気アイドルグループBNK48のメンバーCan)が、新曲のMVを発表しました。
クレジットを見るとプロデューサーは、TELEx TELEXsのP'Ew Kasidath(担当はシンセサイザー奏者)。
曲調は、途中のギターソロあたりを聴くと、流行の80’sジャパニーズシティポップに通ずるテイストになっています。
ヴィンテージなPanasonicのポータブルカセットステレオ(ウォークマンタイプ)にカセットテープをセットして再生ボタンを押すMV冒頭の演出から、1980年代をモチーフにしていることがわかります。
元国民的アイドルグループBNK48のCan Nayikaは、卒業後の現在はインディペンデントなアーティストへとスムーズに移行している感があります。
2018年のAKB48のフランチャイジー・日系アイドルグループBNK48の大成功は、タイの地場、民族系の音楽家に強い影響を及ぼしました。
例えば、新進アイドルグループFEVERには、制作に、Gym & Swim、POLYCAT、TELEx TELEXs、Plastic Plastic等のタイのインディーズロック界のオールスターキャストがかかわっています。
アイドルグループBNK48の大人気によるタイポップ・ロック界へのインパクトをきっかけとして、新しいコラボレーションによる音楽が次々と産みだされている感があります。
現在のタイポップ界はとても面白い状況になっています。
Can Nayika 「สุดท้ายก็เธอ」
◇2019年1月6日付けのCan NayikaのInstagram
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