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ライブ観戦の記録等[HALORING、SAMURAI CHOPPERS、CASPA、BEFORE MY LIFE FAILS、BAND-MAID]

初めてのロックコンサート経験は、元ビートルズのドラマー、リンゴ・スターのバンド、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドか、矢沢永吉さんのどちらかでした。会場はどちらも日本武道館

リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドは、メンバーが流動的で、英米のロック界のベテラン、トップミュージシャンが集った、オールスターの呼称が相応しいバンドです。

アメリカを代表するロックバンド、ザ・バンドのドラマー、リヴォン・ヘルムのソロ活動でのバンド名も、"リヴォン・ヘルム&RCOオールスターズ"でしたので、リンゴ・スターのバンド名と頭の中で混同していました。リヴォン・ヘルム&RCOオールスターズのライブは残念ながら観たことはありません。レコードでは、今は亡き白人ブルース・ハープ奏者、ポール・バタフィールドの演奏が、バッキングでもソロで前に出ても最高で、繰り返し聞いていました。

日本武道館のステージでは、リンゴ・スターのオールスターズでは、ジョー・ウォルッシュ(元ジェームス・ギャング、元イーグルス)が、矢沢永吉さんのバックバンド(バンマスはもちろん元クローバーのジョン・マクフィー)では、ブルース・ゴーディー(元ストーン・フューリー)がリードギターを弾きまくっていたことが記憶に残っています。

その後観戦したライブも、すべてコンサートホールで行われるワンマンコンサートばかりでした。

ライブハウスで開催される"対バン"という複数バンドのライブがセットになったライブを経験したのは、BAND-MAID(バンドメイド)がきっかけです。

一回のライブ参加で複数のバンドのライブを観ることができるのは面白いものですね。

"対バン"というのは、様々な芸風のバンドが次から次へと出てきて、持ち時間(30~40分位のことが多い)、演奏をされるわけです。落語の寄席のシステムと似ています。最近寄席にご無沙汰しているので、上野の鈴本演芸場、広小路亭、新宿の末広劇場等、久々に行ってみたいものです。ワンマンライブ、ワンマンコンサートというのは、落語でいうと独演会に当たるわけですね。

対バンの楽しさは、寄席と同じですね。目当てのバンド以外に、普段自分からは積極的にアクセスしない種類の音楽のバンドのライブを実際に経験できます。演者(バンド)の側も、他のバンドを目当てに来た観客をいかに感動させて、取り込むことができるかという緊張感を持って演奏されるわけです。なるほど、バンドというのは、こうやって成長していくものなのですね。


2016年7月31日(日)のBAND-MAID『Brand New MAID』リリースツアー の出演バンドの感想を一言ずつ記します。(於:HEAVEN`S  ROCK さいたま新都心


・HALORING(ヘイローリング)

2014年に結成。現在は、ボーカルの真紀、ギター、ピアノのTONY、ベースの須長"K2O"英幸の3名を中心に活動。

バンドのキャッチフレーズは、「"日本人好みのポップス"を基軸にエモ、ラウドロック、シューゲイザー、クラシックなどを融合し、陰と陽の世界を謳う日本語ピアノロックバンド」。

ボーカリストの真紀さんは、印象に残る声質を持っています。

楽曲は、"アニソンらしい"と形容できそうなメロディーの立った印象を受けました。実際にメンバーはアニメの音楽の仕事もされています。

"エモ"と歌謡曲、アニソンの関係については改めて。

(公式サイト)http://haloringofficial.wixsite.com/haloring


・SAMURAI CHOPPERS(サムライ チョッパーズ)

2009年に結成された3ピースのミクスチャーロックバンド。現在は、ボーカル、ギターのHERO(ヒロ)、ドラムスのMAX(マックス)のメンバー2人に、サポートでベースが入ります。この日のベースは髭が外見の特徴のBOB (ボブ)。当日の衣装はミリタリー調で揃えています。なので、HERO(ヒロ)のサングラス、BOB (ボブ)の髭、トリオ編成の外見から、ZZトップがミリタリールックのコスプレをしたようなユニークなビジュアル。海外でステージに立ったら、"TUSH"のカバーを要求されそう。

コワモテの外見に対するやや自虐的なMC、キャラ作りは面白いです。

(公式サイト)http://www.samurai-choppers.info/


・CASPA(キャスパ)

2015年春結成のポップ・パンクとコーラスワークが特徴のガールズバンド。

popmusic.hatenablog.com

(公式サイト)http://www.caspa-band.com/


・BEFORE MY LIFE FAILS(ビフォア マイ ライフ フェイルズ)

メタルコアスクリーモ等の現代のラウドロック系音楽にはほとんどアクセスしていないので、このカテゴリのバンドのライブを観る機会が持てるのは貴重でした。エレキギター等の使用楽器を見ると、ロックと共通しています。実際に、ギタリストはハードロックのバックグラウンドを持っているということです。メタルコアスクリーモ等もロック音楽の発展としての音楽であることが分かります。

BEFORE MY LIFE FAILS(ビフォア マイ ライフ フェイルズ)は、2016年9月11日の主催ライブ、"HYPER MAGIC MOUNTAIN FINAL"をもって、解散することが決定しています。

(公式サイト)http://beforemylifefails.com/


BAND-MAID(バンドメイド)

ステージに登場した瞬間、貫禄、オーラを感じました。

1年前のワンマンライブでは、ファン主導により、代表曲「FORWARD」の演出として白いサイリウムを振ったのはもはや幻のよう。

この1年間で、ハードロック全開の2ndミニ・アルバム『New Beginning』のリリース、東名阪ツアー、アメリカ、イギリスでのジャパンカルチャー/コミックコンベンションでのライブパフォーマンス、メジャー初となる3rdミニ・アルバム『Brand New MAID』のリリース、同タイトルの欧州市場でのリリース、そして今回の全国リリースツアーと、バンドとしての実践値、経験値を飛躍的に上げてこられたということなのでしょう。

今では、日本国内の活動と並行して海外シーンに挑戦するロックンロールバンドです。

(公式サイト)http://bandmaid.tokyo/