緊急事態宣言の解除、県境をまたいだ移動制限の解除を経て、2020年7月以降の音楽業界の公演活動、特にライブハウスの営業再開はどうなるのでしょうか?
こういった大きな問題の解決プロセスについては、マクロ、すなわち俯瞰的な見通しと、ミクロ、すなわちそれぞれの現場での奮闘の両面から見ていかなくてはなりません。
コンサート、ライブの再開についてのマクロ(俯瞰的)な見通しについては、東大卒のヴィジュアル系ロックミュージシャン「おさむらいさん」が2020年4月上旬に明らかにした見通し・シナリオが的確と考えます。
ほぼ、このおさむらいさんが建てた見通しの通り進行しているように見えます。おさむらいさん自身もその後4月に建てたシナリオを修正していません。状況が変化し、シナリオに修正を加える必要性を感じていないということでしょう。
2020年3月から現在(2020年6月下旬)にかけて、全国のライブハウスの閉鎖、閉店、廃業が相次いでいます。それぞれのライブハウスのオーナーの方の自社の判断ですが、様々なメディア等の情報を参考にする中、おさむらいさんのシナリオも参考にされているかもしれません。
ミクロ(現場)では、各々の現場で懸命の努力をされています。
従来から話題性重視、炎上も辞さない企画力を売りにしてきた東京・新宿・四谷のライブハウス「アウトブレイク」では、『#二週間住み込みギグ』のネーミングで連日の無観客ライブを配信、鬼気迫るものを感じました。
この企画がなければ一生出会う機会のなかったバンド、アーティストに出合うチャンスですので、音楽ファンは是非チェックしてみることをお勧めします。
正攻法は、『数字』で説明することではないでしょうか。すなわち、ライブハウスは換気が悪いことがクラスター発生の原因視されているので、換気能力・換気量の改善・向上を数字で訴えることによって、安心してライブハウスに戻ってもらうということです。
緊急事態宣言中、沖縄料理のテイクアウトに業態転換していた埼玉・鶴ヶ島の『鶴ヶ島HALLE(ハレ)』は、換気工事を行い営業再開するとしています。
【ライブ再開予定】本日6/17、県の施設使用停止等の協力要請の解除となりました。彩の国「新しい生活様式」安心宣言順守の為、換気工事・三密取組を確認し、県認定書受領後、8/1(土)よりライブ再開します。なお、進捗により、サブステージ「沖縄キッチン」は、7月中に前倒して開始予定です。店長敬具
— 音楽と沖縄料理「ライブハウス鶴ヶ島ハレ」 (@livehouse_halle) 2020年6月17日
商業施設等における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気について、国の基準値一人当たり30㎥/hの換気量で、収容100人だと3,000㎥/hか、設備も電気代も相当掛かるな。ちなみに、パチンコ店は、建築基準法で概ね一人(台)当たり30〜60㎥/hだから、クラスターしないのか。https://t.co/3gz8CaEiyH
— mr.K on ライブハウス鶴ヶ島ハレ 店長 (@hallecubana) 2020年6月12日
個々のバンド、ミュージシャンにおいては、試行錯誤し工夫をこらしている最中に見えます。
フェイスシールドが届いた。
— 高畑治央/兀突骨(GTK) (@GotsuHaru) 2020年6月17日
そうか、俺はこれを装着してライブをやらなきゃいかんのか。 pic.twitter.com/jOTeuSPdPD
コロナ禍、ポストコロナ、ウィズコロナの『世相』を反映したMVの演出等も出始めています。
海外(タイ)の例ですが、ユニークなMVが
外国の例を見ると、ソーシャルディスタンスを確保しフェイスシールドをしてデートしてストレス!みたいな、ウィズコロナの不条理を逆手に取ったMVがぼちぼち出てきている感じです。
— pop music fan (@anjammel) 2020年6月20日
เบื่อเหงา - JODAI [ Official MV ] https://t.co/vT2aP2BLeo @YouTubeより https://t.co/mSnMklqUgZ
◆兀突骨 Gotsu-Totsu-Kotsu 「文物ト戦」 【Music Video】
https://www.youtube.com/watch?v=e9dYfkgpqvU
◆PEROライブ動画【アンコール!】「????」~「テイクミー!」【おすすめワンマン】
https://www.youtube.com/watch?v=9Bc0ShVJc8k
◆WISH23 - ปรารถนา | Wish [Official MV]
https://www.youtube.com/watch?v=ic8lGAo2m70