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AKB48がNHK紅白で海外姉妹Gと「恋チュン」を歌う理由はアメリカのアジア撤退後の日本の在り方の模索である

 

2019年大晦日NHK紅白歌合戦で、AKB48は2018年に引き続き海外姉妹グループと合同で「恋するフォーチュンクッキー」をパフォーマンスします。

 

アメリカの外交戦略というのは、決して一つの方向性にガチガチに決まっていて不変なわけではなく、時代によって政権・政党によって変化があります。

 

有力な方針の一つが、「モンロー主義」、「孤立主義」であり、『他大陸の国のアメリカ合衆国への干渉は許さない、合衆国は北米・南米大陸以外の他大陸の国に干渉しない』というものです。

 

モンロー主義」、「孤立主義」は、アメリカが宗主国であるイギリス(大英帝国)と戦争の末、独立を勝ち取った考えの延長に近いので、伝統的に有力な考え方です。

 

もう一つ、「七つの海を支配する」世界覇権国家だったイギリス(大英帝国)の衰退とともに、イギリスの覇権を引き継いだ20世紀の『世界覇権国家としてのアメリカ』という存在があります。

 

世界中の国と企業進出、貿易等で経済的に交流するのはもちろん、世界中にアメリカ軍を派遣し、「世界の警察官」としてふるまうというのがこの考え方。

 

ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領は、中東等の紛争地域に派兵しているアメリカ軍の縮小・撤退を重視しています。

 

ドナルド・トランプ大統領は、「なぜ海外の遥か遠くの外国のためにアメリカ軍が戦争しなければならないのか?」「自分の国は自分で守ってくれ。」という趣旨の発言を繰り返してきました。

 

何といっても、単年度で1兆ドルを超すアメリカ政府の財政赤字が、軍事予算削減の強い圧力となっているのです。

米議会予算局(CBO)は20年度の財政赤字額を1兆80億ドルと予測する。赤字幅はその後も広がり、28年度には1兆4790億ドルに膨らむと試算する。

www.nikkei.com

 

実際に、2019年にはシリアからアメリカ軍の撤退を実行し、その後のシリアの安全保障面での関係諸国・勢力との調整は主としてロシアが役割を担う情勢となっています。

 

巨額の財政赤字が圧力となっている以上、アメリカ軍の撤退傾向、中東だけでなく、東アジアにおいても同様であろうことが推測されます。

 

実際に、ドナルド・トランプ大統領は、在日、在韓等のアメリカ軍の『撤退』に言及し、短期的には経済的援助の拡大を引き出す交渉をしています。

 

以下の『日経ビジネス』の記事は、「アメリカ軍が中東からも東アジアからもどんどん撤退してしまうと、日本は大変なんじゃないの?どうするの?」と言っています。

 

しかし、アメリカ本国の一兆ドル/年を超す財政赤字という経済的理由(『背に腹は代えられない』)が理由だとすると、「絶対帰ってもらっちゃ困る」だけでなく、アメリカ軍が東アジアから撤退した後も考えないといけないんじゃないですかという考え方も浮上してきます。

日本の悪夢は、今後、中東地域と東アジア地域で米軍のプレゼンスが同時に低下することだろう。されば、日本にはかなり難しい綱渡りが求められる。

business.nikkei.com

 

中東から、東アジアから、アメリカ軍が撤退した後の安全保障、権力の空白をどの国、どの勢力が埋めていくことになるのか?

 

現状では、アメリカの存在感(プレゼンス)が低下した後の政治的・軍事的空白を、軍事大国であるロシアと中国が埋め、揉め事(紛争)を収めるために汗をかく(調整する)傾向が見えて来ています。

 

国連には、安全保障理事会というのがあって、その常任理事国5か国が、中国、フランス、ロシア、イギリス、アメリカなのです。

www.unic.or.jp

 

日本は・・・ちょっと長くなるので掘り下げませんが、歴史的経緯から安全保障面では外国での揉め事に関わることについては慎重さを求められる事情が存在します。

ネットではなく学校の教科書を引っ張り出して復習しましょう。

 

アメリカがプレゼンス(存在感)を低下させた後の東アジア、ユーラシアにおける日本の在り方の模索・・・話がデカすぎるのでこれまた掘り下げません。

 

一つ言えるのは、紅白歌合戦を放送しているNHK日本放送協会)は、日本国内では受信料を徴収して運営していますが、海外に対しては無料で海外向け番組を放送し、日本国の『国際広報』を担っているということです。(『放送法第20条』)

 

タイの元外交官である京都大学のパビン・チャチャバルポンプン准教授は、タイでAKB48の海外姉妹グループBNK48の「恋するフォーチュンクッキー」が国民的ブームとなった2018年に、シンガポールの英語メディア『Straight Times』に論文を発表しました。

 

その中で、パビン・チャチャバルポンプン准教授は、「日本は、福田赳夫元総理が1977年に発表した『福田ドクトリン』の理念に基づき、東南アジア(ASEAN)諸国に、歌と踊りで貢献することができる(べきだ)。」と主張しています。

 

「福田ドクトリン」は、昭和52年(1977年)8月17日、福田康夫元総理の御尊父の福田赳夫元総理が、ASEAN諸国歴訪の最後の訪問地であるフィリピン・マニラで発表されたものです。スピーチ全体を指すこともありますが、今日ではスピーチの締めくくりに挙げられた次の三つの原則を指すことが一般的です。


(1)日本は平和に徹し軍事大国にならないことを決意しており、ASEANひいては世界の平和と繁栄に貢献する。

(2)日本はASEANの国々との間に、政治、経済のみならず社会、文化など広範な分野において、真の友人として「心と心の触れあう」相互信頼関係を構築する。

(3)日本とASEANは対等なパートナーであり、日本はASEANおよびその加盟国の連帯と強靭性強化に協力し、インドシナ諸国との間には相互理解に基づく関係の醸成をはかり、もって東南アジア全域にわたる平和と繁栄の構築に寄与する。

asja.gr.jp

 

Japan may not be producing yet another Fukuda Doctrine in 2018, but the return of Japanese cultural impact in the region is testament of Japan's seriousness in playing a leading role in the changing regional environment.

(略)

While trends and fashions are not long lasting, cultural influence is likely to stay.

Japan should grasp this opportunity to further cement cultural ties with South-east Asia, through song and dance.

(流行やファッションは永続するものではないが、文化的な影響は永く留まる可能性がある。日本は、歌と踊りを通して、東南アジアとの文化的つながりをさらに強固にするこの機会を理解すべきだ。)

www.straitstimes.com

 

アメリカがプレゼンス(存在感)を低下させ、その空隙や担った役割・機能をロシアと中国が引き継ぐ東アジア、ユーラシア大陸・・・、それはなかなかアメリカを向いていさえすれば何とかなった今までとは違う世界で、想像するのが大変かもしれません。

 

その時、日本はアジアの各国とできる限り、仲良くした方が良いはずです。

 

少なくとも、全方位で喧嘩を売るような態度を取ることは、日本の国益にも、一人ひとりが、より豊かに、幸せに暮らそうとするうえでもマイナスでしょう。

 

歌と踊りが何らかの役に立つのであれば、大いに盛り立てればよいのではないでしょうか。

 

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◆【OFFICIAL MV】Koisuru Fortune Cookie - Thất Tình Tích Cực - SGO48   

https://www.youtube.com/watch?v=otBUFwB46K0

◆【MV Full】Pag-ibig Fortune Cookie / MNL48

https://www.youtube.com/watch?v=_gc8hIwU5lg 

◆【MV Full】Koisuru Fortune Cookie คุกกี้เสี่ยงทาย / BNK48

https://www.youtube.com/watch?v=mfqJyKm20Z4 

◆[MV] Fortune Cookie in Love (Fortune Cookie Yang Mencinta) - JKT48  

https://www.youtube.com/watch?v=nG1y7hj-2gA

◆【MV full】 恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]  

https://www.youtube.com/watch?v=dFf4AgBNR1E

 

◆対アメリカに敗戦し、経済的に屈服し、恋人まで奪われ・・・、それでも文化的な憧れを推しとどめることができないという屈折した世界観、価値観を表現してきたのがロック歌手の浜省(浜田省吾さん)と作家の村上龍さん(ともにサンフランシスコ平和条約が発効した1952年生まれ)ですが、浜省の強い影響を受けたあいみょんには、世代的にアメリカへの屈折した感情はありません。 

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