『(世界で)二番では駄目なんですか?!』
B級にはB級の良さがあると思うんですよね。
カレーパンが大好きで、行く先々で初物のカレーパン食べてますけど、2019年の日本で、一個5,000円のカレーパンは考えられません。
数年前からブームのメロンパン、一個500円近い価格のものをこの間、食べました。
そのベーカリーが、工場兼カフェ直営店のイートインで、珈琲とセットで数分の一の価格で提供していた頃よく通っていました。
1個500円近い値段で行列のできるメロンパン屋さん、高付加価値(粗利益)実現に成功した典型的な商売の成功です。
昔を知っているので、『(ビジネスで)出世(成功)したなぁ。』と感慨ありましたね。
メロンパンでもカレーパンでも焼きそばパンでも、上限はワンコイン程度数百円の価格で、楽しい食感、味を競っています。
B級といえばB級ですが、B級にはB級の良さがあるのです。
ロックンロールもB級といえばB級グルメ。
ニューヨーク・ドールズもラモーンズもスレイドもスウィートもトゥイステッド・シスターもモトリー・クルーも、
『俺たちゃ、一食5,000円のランチ懐石。貧乏人は却下!』
みたいな、上から目線と正反対の姿勢が商売の基本デス!
上述の出世したメロンパン屋さん、もう5年以上前、今のメロンパン一個の数分の一の価格でドリンク(珈琲)セットを提供していたころの話。
店内のBGMでボブ・ディランを流していてたので、思わず、
『ボブ・ディランですね。有線ですか?』と聞いたら、
『良くわかりましたね。ネットラジオなんです。』
と若い女性スタッフが教えてくれました。
自分の裁量(提案)に任されていて、ボブ・ディランを流していたそうです。
うーん、さすが、出世する店(会社)は違いますね。
◆ダーティ・ハニー(DIRTY HONEY)
ボーカル: Marc Labelle
ギター: John Notto
ベース:Justin Smolian
ドラムス:Corey Coverstone
100%ロケンロール!100%カレーパン!
1990年代初頭アメリカ(主にシアトル周辺)で、レッド・ツェッペリンに影響を受けたパール・ジャム、サウンドガーデン、ブラック・サバスに影響を受けたニルヴァーナのようなへヴィロックバンドが頻出し、一大ムーブメントを起こしました。
グランジという流れですね。
英米のロックシーンというのはやはりロックンロール70年、ヒルビリーやブルース等のルーツミュージックから数えて数百年の蓄積が背景にあります。
ですので、時々、雨後のタケノコのようにロケンロールなバンドが地下から地上に生えてくるタイミングがあります。
動画やSNSのコメントを見ると、日本のロックンロールのガールズバンド、BAND-MAIDと共通傾向がみられます。
『ロックンロール!(Rock and Roll !)』という賛辞と、引き合いに出すレジェダリーなロックバンド勢(レッド・ツェッペリン、AC/DC、ブラック・クロウズ、ガンズ・アンド・ローゼズ、ポイズン、モトリー・クルー、スキッド・ロウetc)とモダンクラシックロックバンド(グレタ・ヴァン・フリート)等。
英米の白人ロックバンドは、なにせ体格デカくて体力あります。日本のガールズバンド勢がもし競合するとしたら、がっぷり四つに組まずかわすことも必要。
なので、BAND-MAIDのゴリゴリ一直線路線から、再びのジャパンカルチャー(コミック、アニメ、ゲーム)、クールジャパン路線への回帰、再接近は正しいと思うのです。
こういう企画(↓)も話題になっていますしね。
◆東村アキ子先生の原画を大英博物館の企画展で見ることになるとは思いませんでした。