名前が黒(ブラック)ではじまる音楽グループというと、元祖ドゥーム・メタルのブラック・サバス(BLACK SABBATH)、ジミー・ペイジとも共演したクラシック・ロックのブラック・クロウズ(Black Crowes)、ビビアン・スー(徐若瑄)がメンバーだったブラックビスケッツ(BLACK BISCUITS、黑色餅乾、黑色饼干)等ありましたがいかがおすごしでしょうか?
2019年、特に女性(小学生から20代位までの年齢層)に圧倒的な人気を誇るのが、K-POPのブラックピンク(BLACKPINK)。既にアジア圏ではTWICEと並ぶトップスターですが、現在、絶賛アメリカ発世界市場を攻略中です。
そのBLACKPINK(ブラックピンク、ブルピン)が、コーチェラに出ましたね。
今年のコーチェラは、東アジアからPerfume(パフューム)とBLACKPINK(ブラックピンク、ブルピン)が出場するのです。
◆ブラックピンク(BLACKPINK)のコーチェラ出場を報道するロサンゼルス・タイムズの記事
◆『variety.com』の記事
コーチェラのBLACKPINK(ブラックピンク)、黒人メンバー主体のロックバンドがバックに入るバンド編成。
もちろん同期音源も使っているのでしょうけれど、生バンドのバックだと一気にロックぽくてカッコいいですね!
2014年、日本のBABYMETALが、バンドセット(神バンド)で英ソニスフィアフェスティバルに登場したときも連想しました。やはりロックの本場英米の屋外フェス出演でのバンドセットは説得力があります。
BLACKPINK(ブラックピンク)の黒人主体のロックバンドをバックにガンガン、ダンスミュージックを踊るステージングには、思わず、ジャネット・ジャクソンの「Black Cat(ブラック・キャット)」の時代(『Rhythm Nation 1814』)を連想させるものがあります。
ジャネット・ジャクソンこそは、安室奈美恵さん、沖縄アクターズスクール勢、BoAさんらをはじめとする全ての東アジアのダンスミュージック(J-POP、K-POP)の重要なルーツです。
数十年前、世界(米)進出の期待も持たれていた安室奈美恵さんは2018年に引退されました。
BLACKPINK(ブラックピンク)こそ、アジア発のブラック・ミュージックの今後を担う期待のグループなのでしょう。
Janet Jackson - Black Cat - YouTube
◆BLACKPINK「Kill This Love」M/V
BLACKPINK - 'Kill This Love' M/V - YouTube
◆Black Forest 1st Showcase - IDOL IN THAI ไอดอล อิน ไทย
タイの新進アイドルグループBlack Forest(ブラックフォレスト)。
日本型・日系のアイドルグループの音楽にロックが多いのは、(ダンスミュージックより)ロックの方がヲタがミックスを打ちやすいからだと聞いたことがあります。
Black Forest 1st Showcase - IDOL IN THAI ไอดอล อิน ไทย - YouTube
◆Blackfoot「Southern Native」official video featuring Rickey Medlocke
バンド名はネイティブアメリカンのブラックフット族から来ています。オリジナルメンバーにネイティブアメリカンの血を引くメンバーがいます。
このバンドに英ハードロック/プログレッシブロックの重鎮、ケン・ヘンズレー(ex.ユーライア・ヒープ全盛期)が在籍していたキャリアがあるのはちょっと不思議な気も・・・。実は、キーボード奏者のケン・ヘンズレー、スライドギター(ボトルネックギター奏法)も上手いんですよね。米南部の音楽にもルーツがあるのでしょう。サザンロックらしくて好きですけどね。
Blackfoot "Southern Native" official video featuring Rickey Medlocke - YouTube
◆Blackfoot「Highway Song」
Blackfoot "Highway Song" - YouTube
◆ユーライア・ヒープ(Uriah Heep)「Take Away My Soul」
アルバム『Living The Dream』収録。なんと、2018年の曲。こういう半世紀前から変わらないスタイルのハードロック曲のノリは、ヲタがミックスを打ちやすいので、AKB48の海外姉妹グループのBNK48に影響を受け日本型アイドルを志向するグループの楽曲等にも向いていると思います。
SY51(ソメイヨシノ51)の新曲を聴いた時も、どことなく1970年代の(ポール・マッカートニー&)ウィングスみたいだなと感じました。
よく日本型アイドル=ガラパゴス、K-POPアイドル=グローバルレベルという紋切り型の説明を見ますが、ファン層が望む”機能性”みたいな背景もあり、一概に一刀両断的な判断をできるものではありません。
Uriah Heep - "Take Away My Soul" (Official Music Video) - YouTube
◆SY51(ソメイヨシノ51)「แสงแห่งความหวัง Silver Lining」 [ Official MV ]
ロックです!。日本型アイドルグループの音楽性のキモはロックだと把握していますね。
日向坂46も、STU48もいいけど、タイ・チェンマイのアイドルグループ、SY51(ソメイヨシノ51)もいいですよー。
SY51 - แสงแห่งความหวัง Silver Lining [ Official MV ] - YouTube
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