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【嬢メタル】BRIDEAR(ブライディア)美弦(Gt.)、KAI(Dr.)が相次ぎ脱退・新メンバー加入で再スタート!!【LOVEBITES(ラヴバイツ)の最強ライバル!?】

 

 

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PHOTOリンク:https://bridear.jp/

BRIDEARメンバー、向かって左から NATSUMI(Dr.),MOE(Gt.),KIMI(Vo.),HARU(Ba.), AYUMI(Gt.)

 

  

1.BRIDEAR vs BAND-MAID ガールスバンド豪華対バン

 

まず、ガールスバンド、BAND-MAIDのムック『THE DAY BEFORE WORLD DOMINATION』についてです。

 

『THE DAY BEFORE WORLD DOMINATION』の62頁から63頁見開きのBiography(ライブ歴)は、基本BAND-MAID側の主催するライブのデータになっています。

 

(インディーズ時代の)他バンド主催ライブやフェス・イベントの出演は含まれていません。

 

例えば、2016年、BAND-MAIDは、ガールズメタルのBRIDEAR(ブライディア)の主催レコ発ライブツアーに複数回ゲストで出演しています。

 

◇京都でのBRIDEAR主催ライブの写真。2枚目には、BRIDEARのオリジナルメンバー5人とBAND-MAIDからメンバー3人が写っています。

twitter.com

 

2.ハードロックとヘヴィメタルの違いは?きっちり分けられる?

 

尚、私は特に必要でない限り、HR/HMをハードロックとヘヴィメタルに分けません。両者は歴史的に音楽的ルーツと人脈(バンドマン、プロデューサー、雑誌・Web媒体等のメディア等)・資産(マネジメントやレーベル等)を共有しているので分けられないのです。

 

私の見立てでは、現代ロックの直接のルーツである『サイケデリック・ロック』に関する認識、解釈によって、HRとHMを分ける・分けないは違ってくるように思います。

 

私は、1960年代後半のブルー・チアー、MC5、ストゥージーズ当たりのバンドをヘヴィメタルのパイオニア・ルーツと習ったんですが(とすると、モップスは日本のヘヴィメタルのルーツとなります)、ここら辺を『HR/HM成立以前の前史』として切り離してしまうと、ハードロックとヘヴィメタルを分けるという見方も出てくるのかなと。

 

例えば、BABYMETALのプロデューサーのKOBAMETALさんは、雑誌等で発表しているヘヴィメタルのレコードリストを見ると、おそらくブルー・チアーやMC5等のバンドをヘヴィメタルとして認知していないでしょう。

 

HR/HM本史が始まってからも、レッド・ツェッペリンブラック・サバスは、それぞれ何十パーセントがメタルで何十パーセントがハードロックか分離せよというのは困難です。1980年代のヘヴィメタルバンドで、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルの影響を受けていないバンドは殆どありません。

 

そして、デフ・レパードアイアン・メイデン、サクソンらとともにNWOBHM、ニュー・ウェイヴ・オヴ・ブリティッシュヘヴィメタル代表ですが、ややこしいことに自分達はハードロックでヘヴィメタルじゃないと主張しています)やLAメタル代表のモトリー・クルーのように、多くの当時のHR/HMのバンド(デフ・レパード先輩をヘヴィメタルと呼ぶと怒られるので)は、ビートルズからも大きな影響を受けています。

 

LAメタル勢や多くのメタルバンドが、参照・カバー・影響を受けたイギリスのスレイドやステイタス・クォーモーターヘッド等の労働者階級に支持された”元祖やかましい系”バンド等になると、ビートルズ成分は一体、血肉となっていて分離不可能です。同時代にキャリアをスタートしたバンドもありますし。

 

レップス(デフ・レパード)がバンドのルーツの一つとしてカバーしているスウィート(THE SWEET)に至っては(当時はグラムロックとして認知されていましたが)、ビジュアル無しで音源を聴くと、現代の感覚ではパワーポップとして認知されるでしょう。

 

3.BRIDEARはヨーロッパにファンベースを持ち毎年ツアーを行っている 

 

もとい、2016年のBRIDEAR(ブライディア)とBAND-MAIDの豪華対バンには残念ながら参戦できなかったのですが、当時両バンドの東京でのワンマンライブに参戦することができました。

 

今(2019年2月)からすると、福岡で旗揚げした当時のオリジナルメンバーのBRIDEARの貴重なライブを観ることができたわけですね。

 

BRIDEARというバンド、ヨーロッパ各国(英・独・仏・東欧等)で根強いHR/HMのファンベースを持っています。

 

現地のニーズに基づく招聘により毎年超過酷かつ過密な日程で欧州を回るツアーを行うガールズバンドとしては、BAND-MAIDより半年位先輩にあたるのです。

 

また、日本国内での集客力は数百名クラスの段階でも、ヨーロッパのアニメ・コミック・ゲームコンベンションの特設ステージでは、メインアクト(トリ)として、2千名以上の集客力を誇るバンドです。

 

このこと(ヨーロッパのゲーム・アニメコンベンションでの集客力)は、日本国内で、木谷高明さんが率いるブシロードのプロジェクト等で、スマホアプリ(と連動したアニメ等含むメディアミックス・IPビジネス)のサウンドトラック等の音楽裏方仕事に起用されれば、オリコントップ3位・武道館公演ができる可能性を示しています。

 

ブシロードミュージックが、バンドリ!(「BanG Dream!」)のアプリ内楽曲をライブで『実演』する目的でSHAZNA等に在籍する女流バンドマンを集め結成したガールズバンドRAISE A SUILENは、2018年9月・1st(ライブ)アルバム17位、12月・1stシングル6位(夫々オリコン総合チャート)にランクインし、2019年2月に武道館公演(ゲスト有)を行います。

 

バンドリ!(「BanG Dream!」)のRoseliaロゼリア)やPoppin’Party(ポッピン  パーティー)に代表されるメディアミックス・IPビジネス系ガールズバンドは、ライブハウスから駆け上がってくるようなオーソドックスなロックとはビジネスの仕組みが大きく違う、まさしく土俵が違うので、同じ土俵で比較すべきではありませんが。

 

BRIDEARは、10代、20代も多い、スマホアプリ(ゲーム)・アニメマーケットと違って、40歳代、50歳代からそれ以上の年齢層が殆どを占める日本の『嬢メタル』の土俵(ファンベース)で勝負してきているため、日本のマーケットでは大きな商業的成果を得られていないのではないかと解釈しています。

 

4.BRIDEAR、2017年7月から2019年1月までにオリジナルメンバー3名が脱退・新メンバー加入し新体制へ

 

BRIDEARは、2012年に福岡で同郷の5人のメンバーで活動をスタートしました。

 

2017年10月に”売り”だった(おそらく、ウィッシュ・ボーン・アッシュ~アイアン・メイデンの流れをくむ)ツインリードギター体制の一翼を担うオリジナルメンバーMisaが脱退。

 

2018年12月には、もう一人のオリジナルメンバーのギタリスト美弦(みつる)が脱退。さらに2019年1月には、オリジナルメンバーのドラマーKAIも脱退しました。

 

しかし、BRIDEARは、オリジナルメンバーの脱退後、残ったオリジナルメンバー(Vo.KIMI、Ba.HARU)による柔軟で機動的なユニット制への移行策を採ってはいません。

 

脱退後、素早くメンバーを補充し、あくまで、ボーカリストとギター2本、ベース、ドラムスのリズム隊という5人編成のヘヴィメタルバンドの体制を維持してきています。

 

このことは、生身の人間による楽器演奏とバンドアンサンブルが重視されるヘヴィメタルのマーケットの嗜好を理解・尊重し、BRIDEARはあくまでヘヴィメタルバンドとしてやっていくという意志の表れだと感じます。

 

BRIDEARのゴシック調の新ビジュアルは、大幅メンバーチェンジを経て、これから再スタートし、日本のマーケットにも意欲的に臨んでいくというバンドの野心を感じさせます。

 

フロントマン(Vo.)のKIMIの表情はいいですね。

 

BRIDEARの実力、音楽的ルーツ・音楽的構成・構造等については機会がありましたら、別なエントリーで解説します。

 

5.BRIDEAR写真

 

◇BRIDEAR France,NANTES PARK EXPO(2018.11)

BRIDEARはヨーロッパのジャパンカルチャーコンベンションで高い集客力を持つバンドです

www.instagram.com

◇BRIDEAR France,LYON EURO EXPO(2018.11)

www.instagram.com

◇BRIDEAR 伏見ライオンシアター(2019.5) 

www.instagram.com

  

◇元BRIDEARのドラマーのKAIとBAND-MAIDのドラマーのAKANE(廣瀬茜さん)

twitter.com

 

6.BRIDEAR「Thread Of The Light」に寄せられた海外コメントとMV 

 

以下は、2013年当時のオリジナルメンバーによるライブのYouTube動画のコメント欄に寄せられた投稿です。

 

『おれは50歳になるオッサンだが、このバンド(BRIDEAR)、この曲こそ、おれが1980年代に聞いたヘヴィメタルだ!最高だ!』

 

(OK OK I am 50 years old and I am here to tell you, " This IS 80's METAL" Thats a good thing !)

 

・・・以下、55歳(もうすぐ56歳)、55歳、50歳のレスが続く・・・

 

というコメントが、2013年当時の(おそらく2019年の今も)BRIDEARの音楽的魅力を言い表している感がします。

 

そして、現時点では、(ヨーロッパでは)どういう年代層から、どういう種類のニーズが、日本の嬢メタル・ガールズバンドに対して存在しているのかも示しています。

 

◇BRIDEAR「Thread Of The Light」LIVE MV

https://www.youtube.com/watch?v=enbjKqMOTe4

 

◇BRIDEAR 「Ghoul」MV

https://www.youtube.com/watch?v=1nurhlS00WU

 

◇OUTRAGE 「御意見無用」MV
名古屋のヘヴィメタルバンド「OUTRAGE」によるモップスの「御意見無用」カバー。昭和のクソガキ(所謂『嬢メタルおじさん』の50年前?)にとってのモップスは「月光仮面」のコミックバンドだったが、実は日本のハードロック・ヘヴィメタルのパイオニアである。

https://www.youtube.com/watch?v=iiqZknUn7to

 

7.LOVEBITES(ラヴバイツ)らに人材を輩出したDESTROSE(デストローズ)は嬢メタル界のディープ・パープル?

 

LOVEBITES(ラヴバイツ)の話題が出てこなかったですね?

 

上でも出てきたイギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルは、長いキャリアを通して一貫してメンバーチェンジ(人事異動)が激しく、そのため多数の派生バンドを産んだり、HR/HM界に人材を供給したりしてきました。

 

リッチー・ブラックモアズ)レインボー、ホワイトスネイク、イアン・ギラン・バンド(後のギラン)、ペイス・アシュトン・ロード、キャプテン・ビヨンド等のバンドですね。

 

実は日本の嬢メタルの歴史の中核的バンドに、DESTROSE(デストローズ)というバンドがありました。前身となるバンドの結成は2005年です。

このDESTROSE(デストローズ)というバンドが英ハードロック界のディープ・パープルの如く、バンドのキャリアを通して激しい人事異動を繰り返し、日本の嬢メタル界に人材を供給してきたのです。

 

LOVEBITES(ラヴバイツ)のリズム隊、ベースのmihoとドラムのharunaは、最後期のDESTROSE(デストローズ)のメンバーだったのです。

 

BRIDEARはオリジナルメンバーで活動していた当時、DESTROSE(デストローズ)とも対バンしており、デストローズ組が結成したLOVEBITES(ラヴバイツ)を知っていて意識していると推測します。

 

 

『嬢メタル』カテゴリの複数のバンドが切磋琢磨して、これからも海外と日本のシーンを大いに盛り上げて欲しいものです。

 

8.BRIDEARオフィシャルWEBサイト,メンバーのSNS(Twitter,FB,Instagram)アカウントは?

  

◆BRIDEARオフィシャル
https://bridear.jp/
https://twitter.com/Bridear_info
https://www.instagram.com/bridear_jp/
https://www.facebook.com/BRIDEARJapan-362117963922182/

 

◆Vo.KIMI
https://twitter.com/kimi_bridear
https://www.instagram.com/kimi_bridear/?hl=ja
https://ja-jp.facebook.com/VorteX.KIMIKO

 

◆Gt.MISAKI

https://twitter.com/misaki_napple

 

◆Gt.AYUMI
https://twitter.com/AYUMI_355

 

◆Ba.HARU
https://twitter.com/haru_bridear
https://ja-jp.facebook.com/people/Haru-Bridear/100009804070088
https://ameblo.jp/haruru-bass

 

◆Dr.NATSUMI

https://twitter.com/natsumi_bridear

https://www.instagram.com/nynkdr_naa/

  

・20190211  orginal

・20191213  update

 

9.<参考エントリー>

  

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