タイの国民的アイドルグループBNK48について、2018年の大晦日のNHK紅白歌合戦で行われるHKT48からの卒業を宣言した指原莉乃さんとBNK48による「恋するフォーチュンクッキー」のコラボレーションが話題になっています。
タイ、バンコクでは引き続きBNK48関連の話題が日々盛んです。
MILLIE(ミンリー)のプロフィールは、ジャズ鍵盤奏者、ジャズダンサー、モデルです。
MILLIE(ミンリー)は、歌手としても様々なコラボレーションで活躍しています。また、MILLIE(ミンリー)は、今年前半、BNK48の第二期生オーディションでファイナリストに進んだことで、BNK48のファンの間でも名前が知られています。
直近では、MILLIE(ミンリー)は、2018年11月に発表されたタイポップの人気グループ(デュオ)Plastic plasticの「Summer Hibernation」のMVの主演を務め話題になりました。
Plastic plasticの「Summer Hibernation」のMVは、MILLIE(ミンリー)の得意とする日本風の演出、装いで、舞台は日本の設定のようです。畳の上の猫のシーンが出てきますので。
そして、先日、MILLIE(ミンリー)が、ロックバンドOVERDOSEの客演ボーカリストを務めるスタイルで演奏されるBNK48のヒット曲「君はメロディー」のカバーが公開されました。
正確には、「恋するフォーチュンクッキー」(BNK48)のカバーで大いに注目されたポストハードコアバンドNobuna(ノブナ)のBNK48ヒット曲 カバーの第二弾、ポストハードコア版「君はメロディー」を下敷きにしたカバーです。
MILLIE(ミンリー)は、クリーンパート(デスボイスでない方)を担当しています。
この「君はメロディー」、MILLIE(ミンリー)のリズム&ブルースの流れをくむ朗々と歌い上げるボーカルスタイルによって、ポストハードコア/メタルコアなラウドロックというよりも、正統派のハードロックの趣のある堂々たるロックに仕上がっています。
(初期のハードロックボーカリストとはほぼ全員白人のリズム&ブルース歌手でした。)
MILLIE(ミンリー)は、ソウル、ファンク系楽曲では、アレサ・フランクリンやフィービ・スノウのようなソウルの影響を連想させるような歌い方、ハードロック曲ではパット・ベネターやベッド・ミドラーのような白人女性ロック歌手の影響を思わせるような歌い方、ポップス曲ではスウィートな歌い方と、楽曲タイプによって表現をアレンジしている印象を受けました。
歌手として高いポテンシャルを持っているように思います。一度、日本のヘヴィメタルバンド、Aldious(アルディアス)の客演ボーカルに名乗り出てみてはいかがでしょうかと感じる位です。
MILLIE(ミンリー)は、現在のタイの芸能界で相当流行っている感じの日系アイドル風コスプレも得意のようですが、今回のようなロックや、以前弾いて歌っていたファンクの音楽活動もガッツリ聴かせて欲しいですね。
ブラックミュージックとロックの二刀流もありでしょう。
1970年代末から1980年代にかけて、アメリカで元々ファンクバンドをやっていたメンバーが、180度音楽性を変え売れ線のハードロックバンドになったNight Ranger(ナイト・レンジャー)というバンドがあったくらいですから。
◇OVERDOSE feat. MILLIE「Kimi wa Melody」(君はメロディー) [BNK48 cover]
◇左MILLIE、右CINCIN(元BNK48一期生)
マッドパペットスタジオでギター・ボーカリストとして元BNK48のCINCINとコラボレーションした際の写真。
◇タイの若い世代にはこういうコスプレ写真を撮るのが流行っているのでしょうか。
◇Nobunaのポストハードコア版「君はメロディー」(BNK48カバー)