2018年11月22日(木)タイの大人気アイドルグループBNK48の5thシングル『BNKフェスティバル』のMVが公開されました。
Wow!!!
ELO(ジェフ・リン、エレクトリック・ライト・オーケストラ)サウンド!!!
奥田民生さん&PUFFYの銀河系連合軍も大喜びしそうなELOサウンドではないですか!!!
流石はタイのBNK48音楽チーム!。ポップスを本当に良く知り尽くしている”プロ”です。原曲の本質を見抜いて狙い・コンセプトを検討し見事に再構築しています。
原曲のスペースサウンドアレンジをエッジの効いたよりクリアなミックスで浮き出し、(→の内容に訂正します)8bit・ファミコン風デザインの1980年代スペースワールド世界観で演出して『BNKフェスティバル』として再構築。(訂正)→1970年代末から1980年代初頭にかけてのポップス伴奏のシンセサイザー化最初期を模したミックスに変え、特にジェフ・リン=ELOのポップスの特徴である対位法らしき弦楽器(ストリングスアレンジ)のシンセサイザーパートを最前面に出し、
見事な仕事です。脱帽です。
AKB48のオリジナルMVはドームの中でダンスしている演出で、MVのビジュアルに目がいっていると『AKBフェスティバル』がELOサウンドであることに私はぼーっとしていて気付きませんでした。
『恋するフォーチュンクッキー』で掘り当てた、1970年代半ばのフィラデルフィアソウル(ブラック・ミュージック)から、1970年代後半から1980年前後の白人ディスコサウンドへ。音楽史的にも全く正しいとしかいいようがありません。
BNK48が一年間でタイのトップアイドルに昇りつめ、いまだ人気に陰りが見えないのは、まぐれや偶然では全くないのでしょう。人気要因の一つの音楽スタッフのみにフォーカスしてもこういう仕事のできるトップクラスのスタッフが仕切っている感あります。
だから、簡単には真似ができないのでしょう。
◇BNK48 : 『BNK Festival (BNKフェスティバル)』
◇Electric Light Orchestra『Shine a Little Love』
https://www.youtube.com/watch?v=GJuTIxwQw0k
◇Electric Light Orchestra 『Last Train to London』
https://www.youtube.com/watch?v=Up4WjdabA2c
◇Electric Light Orchestra 『Telephone Line』
https://www.youtube.com/watch?v=77R1Wp6Y_5Y
◇カーリングシトーンズでジェフ・リン(ELO、Electric Light Orchestra)のコスプレ風の奥田民生さん
https://www.youtube.com/watch?v=tZ9fOOY-XhE
<参考>
[修正履歴]
2018.11.22 original
2018.11.25 修正、資料追加