人気過熱するタイのアイドルグループBNK48。ファン(オタ)には、「大人げない」という指摘は年齢的に全く通用しない血気盛んなティーンも多く、一か月から一か月半に一度位のペースでネット発の大炎上が起きている感があります。
特に、先輩芸能人が、『風変りな流儀の新参者』のBNK48をディスったり、BNK48の名誉を傷つけられたとオタが感じると、火だるまになるまで炎上し、謝罪動画がTVで放映されるような恐ろしいケースを見てきました。
そういうわけで、昭和時代の日本には菓子店や銭湯にも置いてあったペプシコの清涼飲料ミリンダです。日本では販売されなくなって大分経ちますが、東南アジアではメジャーな清涼飲料です。
タイでも鮮やかな色彩のミリンダ(Mirinda Mix-It)が販売されており、2018年7月からBNK48のメンバーがCMに登用されています(緑色・アップル・キウイ味と赤色・リンチー・ストロベリー味)。そして、2018年9月19日にミリンダ新作(濃紺・何味?色的にグレープ系でしょうか)の商品をPRする第二弾のCMが公開されました。
公開されると、一部から指摘が出ます。
「今度のBNK48のCMは、BABYMETALに似てるのでは?」
現地(タイ)のファンは熱いタイプが多く、「似ていると思うが、どのように思う?」「どこの広告代理店がCMを制作したのか?」(これが一番多い)「YUIMETALについて発表がない(一人)」等の内容が、新CM映像発表直後からSNSとタイでポピュラーな掲示板上でかわされていました。
今日見たら、「代理店担当者に連絡するも返答がこない(オフライン)なので御社(ブランド・スポンサー)に直接尋ねる。」と凸する猛者が出現。
【引用】
『私はMirindaの代理店か代理店に尋ねなければならない、彼はオフラインである......または何が疑問に思う? 私はそれについて話をしなければならない^^。』(機械翻訳ママ)・・・
【引用終わり】
いや、それスポンサーに凸するのはちょっと考えてからの方が良いのでは?アイドルに迷惑かからないように。せめて運営公式をガンガン攻めてからにしましょう。と感じたりもしますが、国民性やコミュニケーションスタイルの違いもあるので静観します。
スポンサーからは、「そのようには感じておりません。」との回答。
丁寧に初期消火型対応をされています。そして、当然そうとしか答えられないと思います。
もしかしたらクリエイターからデザインのモチーフについて充分な説明がないまま決済している可能性すらありますし。
しかしSNSの時代ですから、「似てるのでは?」のコメ付のBABYMETALの対比写真付きの情報の拡散が早い。CM映像発表一日後には英語掲示板の「reddit」にも『BABYMETALが48グループの姉妹グループ出演のCMに影響を与えた』というスレッドが立ちました。
私の考えでは、本件はあくまでオマージュの範疇でセーフです。
指摘のあったBNK48のCM映像のコスチュームは、2014年のBABYMETAL武道館公演一日目(RED NIGHT)と二日目(BLACK NIGHT)の2種類の衣装の特徴を足したようなデザイン。黒のフェイクレザー素材のジャンバースカート風のアウター?の下に(赤の代わりの)紫のブラウス部分のフリルとフレアスカートの生地。バストからウェストにかけて貼ったゴム素材(?)にはウロコ風のエンボス加工。
結構カッコ良くてカワイイ。
衣装だけなら辛口のカッコいい系の新衣装で済むのですが。
CMの音楽トラックがメタルの典型的な特徴を備えたサウンド。ブラストビート(ドラムの連打)とディストーションをかけた(歪ませた)音色の(たぶん)ダウンチューニングしたギターのリフ(多弦?)。
音はBABYMETALに通じるエクストリーム系のメタル・・・。
そして、ジャパニーズアイドルのコリオグラフ(振付)ダンス。
衣装・メタルサウンド・振付と3点セットが揃うと、クリエイターがBABÝMETALを意識的にオマージュしていると考えるのが自然な気がします。
初期のBABYMETALは(骨スーツを着たアクターがバックのエアバンドのパフォ―マンスをしていた頃)、巨大組織『アイドル』の世界支配に対するレジスタンス(抵抗の闘い)という設定・世界観が根底にありました。
巨大組織『アイドル』によって捕らえられ、消費至上主義の暗黒面に堕ちたYUIMETALとMOAMETALがBLACKBABYMETAL(「おねだり大作戦」)。
2人を奪還するため、巨大組織『アイドル』に対し、単騎決死の闘いを挑む暁の戦士SU-METAL。
「アカツキだぁ~~~っ!!!!。」
そして、決死の闘いを挑んだ相手とは、実は『スターウォーズ』の如く、自分自身のドッペルゲンガー(もう一人の自分・分身)であったりするのです。
というような演劇的世界観が背景にあったのです。
もしかして、CMを制作したタイの(?)広告クリエイターさん、『江戸の敵を長崎で討つ』ような感覚で、『秋葉原の敵をバンコクで討つ』等と真剣に考えていたりする方だったりするのでしょうか?
まさかね。
秋元康さんもKOBAMETALさんも、外国で日日こんなことが起こっているとは知らないうちに、日本初のアイドルカルチャー?がローカルでスピード感ある疾走をしているのかもしれません。
というわけで、みなさん、タイに行かれた時、あるいはタイから輸入してミリンダ Mix-Itをガンガン飲みましょう。
それでは。
※本エントリは、海外SNSの外国語の投稿をブラウザ自動翻訳した内容無保証のテキストがネタ元で、誤訳・誤解リスクがございます。何卒ご承知おきください。
◇ ミリンダ(Mirinda Mix-it)新CM
出演は、左からジャー、ターワン、チャープラン、パン、ヌーイ、プーペ。
CMのクリエイターの中の人にBABYMETALの熱心なファンがいそう。胸のエンボスウロコが確信犯。BNK48では珍しい黒とレザー調のハード系衣装も似合っています!
◇ BNK48「君はメロディー」
豪華絢爛「SIAM LOLITA」衣装が話題沸騰。BNK48はアイドルグループのなかでもとりわけファッション・アパレル関係に強そうですね。
◇ JKT48「君はメロディー」
2014年頃、日系アイドルの海外・アジア進出というテーマでBABYMETALと並び日本のマスコミで頻繁に取り上げられていたのがインドネシア・ジャカルタのJKT48。当時から一貫してJKTを率いたキャプテンのメロディは、2018年3月に卒業し総支配人に就任されました。
◇ BABYMETAL 「Distortion」
YUIMETAL・・・