こんにちは。
突然ですが、ブルーアイドソウルとAORの違いは、AOR独特の『曲者』感にあるのではないかと昨日の晩、急に思いつきました。
『曲者』感を演出しているのは、マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンス、デヴィッド・パックのご三方、AOR三極。
ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、ビル・チャンプリンらのAORは、ブルースやリズム&ブルース、ファンク、ソウル等のブラック・ミュージックをストレートに受けついだ音楽という感触を受けます。
それに対し、どうも、マイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンス、デヴィッド・パックが作り手、演奏家として一緒にからんだ音源には、独特の『癖』、『ヒネリ』を感じるんですよね。
悪い癖ではなくて、魅力的で、独特の『癖』、『ヒネリ』が新しい音楽のカテゴリを作ってしまうくらいの癖。
何を言っているかわからないかと思います。
自分でもよくわかりませんでした。思いつき書いてすみません。
やはり、佐藤竹善さん(Sing Like Talking、シング・ライク・トーキング)の真っ当なマイケル・マクドナルド論を読んだほうがよさそうですね。(残念ながら未読です。)
以下は、タイの腕っこきのスタジオミュージシャン集団?『マッド・パペット・スタジオ』が客演ボーカルを迎えて、タイの人気アイドルグループ、BNK48のヒット曲をカバーした音源です。
アトランタ・リズム・セクションのような音楽制作集団でしょうか。
私は、歌謡曲・ニューミュージック(邦楽)にもっとも影響を与えたロック、洋楽は、ベンチャーズ、ビートルズの大御所以外では、ブラスロックのチェイス、ハードロックのレッド・ツェッペリン、AORのマイケル・マクドナルドではないかと思っています。
ちなみにAORは日本独自の呼称で、アメリカでは、Yacht Rock(ヨットロック)と呼ばれています。
◇Peach Panicha(ピーチ・パニッチャ):「Koisuru Fortune Cookie คุ้กกี้เสี่ยงทาย」(恋するフォーチュンクッキー)(BNK48 カバー)
これはまさに、マイケル・マクドナルド&ケニー・ロギンスサウンドではないでしょうか?!。
マイケル・マクドナルドサウンドの特色って、『思いっきり立ちゴケしそうになったところを必死に踏ん張る瞬間の鬼の形相で弾いているようなとんでもない跳ね方』のキーボードリフにあると思っているんですが。これは、まさにシロクマのような白人男性が演奏しているところをシミュレーションしたアレンジ?
Yacht Rock(ヨットロック)らしい演出、予算の使い方。カメラ何台使っているんでしょうか!
◇Kanomroo(カノムルー):「Shonichi วันแรก」(初日)(BNK48 カバー)
おお、こちらは、デヴィッド・フォスター、エアプレイ風?!
◇マイケル・マクドナルド :「リアル・ラブ」
2017年、9年ぶりのスタジオ録音盤『ワイド・オープン』(Wide Open)をリリースされた御大。
矢沢永吉さんいわく、「やっこさん(マイケル・マクドナルド)、スタジオに入ってくるなり(ドゥービー・ブラザーズのメンバーに、彼が例のジャパンから来たヤザワだと紹介され)、白い歯を見せて二カッと笑ってウィンク一発。痺れたね。男として生まれたからにはこの位カッコよくないといかんと思ったね。」