米・NY在住のBABYMETAL著名ブロガーの高見鈴虫さんが、2019年9月26日のBAND-MAID激動ワールドツアー初日『Gramercy Theater』でのお給仕にご帰宅されました!
さて、その結果は如何に?
結論は、その眼鏡に合わず、酷評となっています。
評価に対してそれ以上述べません。
「この間、お前に紹介された店に昨日行ってみたんだけど、どうもオレの口には合わなかったな。」
と同僚や友人に話かけられたら、
「私が美味しいと感じる料理を美味しいと感じない人間はその存在を許すことは到底できません。」
と答えるのは一般的には危ない人と認識されますし実際に危ない人です。
基本、実際にライブに足を運んで、「オレの好みじゃねぇな。(もっと柄の悪い表現であっても)」という個人の意見をくつがえすことは他人には不可能です。
音楽は趣味・嗜好品であって、酒や煙草の銘柄の如く、好み(評価)は人それぞれだからです。
ただ、いきなり評価を引用したりすると、ファン心理から「カチン」と来て『凸』される方が出たりしないとも限りませんので、一旦次の記事を読まれて、気持ちを落ち着けていただけたらと思います。
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌市民のAさんが、
「TWICE最高!!、牡丹峰電子楽団(旧モランボン楽団)はゴミ!!」
と発言し、発言内容が当局に密告された場合、翌日以降のAさんの命運がどうなるかについて、正確に予測することは困難です。北朝鮮では韓国のポップスを聴くことは違法なのです。
日本では、上の記事中の、1966年のビートルズ来日騒動の喧々諤々の喧噪の中、「ビートルズは乞食芸人、ファンは※※※※、あんな連中に(武道館を使わせて)外貨を稼がせるなんてもってのほかだ!」と声高に主張された人気経済評論家の小汀利得(おばまとしえ)先生。
「(BABYMETALを)ぼくは全く評価できません。(中略)あんなまがい物によって日本が評価されるなら本当に世も末だと思います」と批判したブロードキャスターのピーター・バラカンさん。
ベビーメタルは「まがい物」バラカン氏にファン激怒 - 芸能 : 日刊スポーツ
日本では、芸能人を、ファンからすれば罵倒と感じるほど、舌鋒鋭く批判しても、ファンはカチンときますが、それでどうこうということはありません。
芸能人は関心を持たれており、情報発信力があり、マスコミを通して反論することができるからです。
本人がまだ未成年であれば、所属事務所がその広報力を行使して、イメージアップを図ることもできます。
BAND-MAIDの現状なら、小鳩ミクさんにしても彩姫さんにしても、「酷評もウェルカム。どういう視点からの酷評か?」を分析するくらいの余裕があると推測します。
デビュー6年目、事務所でもレーベルでも、期待される業績の水準はクリアしているはずです。活動期間が重複していた同じ事務所所属のPASSPO☆やpaletは既に解散してしまい、屋台骨を支える存在に成長することを期待されています。
特に海外活動の実績は、一時、足踏み感もありましたが、少なくとも当初の期待は大きく上回っていることでしょう。
一貫した固定プロデューサーやマネージャーと二人三脚でやっているわけではないので、実績を積み上げ、評価も高まるにつれ、ガツンと厳しく意見するようなスタッフが身近に存在しているかどうかわかりません。
アンチが生まれて(きっと)
スターは育つ(いつか)
厳しい声に(泣いて)
眠れない夜もあった
アンチが生まれて(きっと)
人気が上がる(やがて)
愛の鞭だと(泣くな)
ずっと そう思って来た
Ah- 私のことをいじめないで
AKB48「アンチ」
しかし、話の成り行き上、演奏動画を視聴し始めた北朝鮮のモランボン楽団(現在は牡丹峰電子楽団に改名)、衝撃を受けました。
ハッキリ言って、ポピュラー音楽として水準が凄まじく高い。
韓国の小説に、テレビの歌番組でのデビュー曲のパフォーマンスで失敗し、人気上昇気流に乗ることができず、投資回収のため、厳しいスケジュールの地方イベント巡業をしながらブレイクを狙うK-POPガールズグループの話があります。
北朝鮮の牡丹峰電子楽団(旧モランボン楽団)には、そもそも失敗はありえないのではないか?という印象を受けるのです。
彼らにとっては、もしかしたら、「ステージでの失敗」=「死」なのではないのか?そのくらい緊張感を感じたのです。
牡丹峰電子楽団(旧モランボン楽団)とは、楽器や肉声によって、国威高揚という戦闘をしている集団なのではないか?
西側のポップスと、世界観、価値観が、何もかもまるで違います。
衝撃を受けてちょっと頭がクラクラしているのですが、現在のところ、かろうじてまだ自分は、こっち系の音楽の方が好きです。
◆YUKIKA(유키카) 「NEON(네온)」
https://www.youtube.com/watch?v=67jSYCSrnE4
◆Dirty Honey「Rolling 7s」
新人ハードロックバンド、ダーティー・ハニーのこのMVは、38スペシャルへのオマージュに見えたのですが、どうでしょうか?
主演のバイクの女性のTシャツはダーティ・ハニーのバンドT。
https://www.youtube.com/watch?v=42rmUlDiQDI
◆38 Special「Caught Up In You」
BAND-MAIDのもの凄いところ、それは、『サザンロックの38スペシャルのバンドメンバーか、「Caught Up In You」のMVに出てくるような白人のオッサンが、メンバーに渡すバースデープレゼントの色紙に、寄せ書きを嬉々として書いている!ところ』なんですよ。
そんなバンド、世界中に他にあるかい!
https://www.youtube.com/watch?v=zg21Rkew874